加齢とともに太りやすくなる……筋肉量との関係は?
筋肉量の低下により、太りやすくなる!?
最近、太りやすくなったと感じることはありませんか? とくに、30代中盤以降、加齢とともに衰えていくのが基礎代謝です。その原因の1つに、「筋力の低下」があります。
筋肉はエネルギー消費量が大きいため、加齢により筋肉量が減ることで、基礎代謝が落ち、「脂肪の燃えにくい、太りやすい体」になってしまうことも。
つまり、「脂肪が燃えやすく、太りにくい体」を取り戻すには、筋肉量を少しずつ取り戻していく必要があります。
「筋肉量を増やしたいけど、バランスよく効果的に増やす方法がわからない」と悩んでいる方にまず試していただきたいのが、今回のエクササイズです。
【INDEX】
・「腹筋シーケンス」で体幹も代謝もアップ!
・「腹筋シーケンス」動画解説はこちら!
「腹筋シーケンス」で体幹も代謝もアップ!
今回は、1つの連続する動きで重要な筋肉を網羅して鍛えることで、効率よく基礎代謝をアップさせる、とっておきのエクササイズを紹介します。
腹直筋、腹斜筋などボディメイクでお馴染みのお腹周りの腹筋をはじめ、背中、ヒップ、太ももの内側などの大きな筋肉、そして体のコアにある骨盤底筋まで、多くの筋肉を刺激することができます。
さらに、呼吸エクササイズ「ドローイン」を取り入れることで、インナーマッスルも効果的に刺激していきます。ドローインは、息をゆっくりと吐き出しながら「お腹をへこませる」動きを指し、シンプルですが、実践してみると腹筋の深い部分に心地よい刺激を得られます。
【腹筋シーケンスのやり方】
1.仰向けになって、ドローイン
STEP1:仰向けになって、ドローイン
2.ヒップを持ち上げて、ひざから肩まで一直線に
STEP2:ひざから肩まで一直線に
3.覗き込むように、お腹を丸める
STEP3:覗き込むように、お腹を丸める
4.上半身を起こしたまま、両脚を天井方向に引き上げ
STEP4:両脚を天井方向に引き上げる。
5.上半身を起こしたまま、それぞれ手を反対の足の外側に伸ばす
STEP5:左手を右足の外側に、右手を左足の外側に
「腹筋シーケンス」のポイントを動画で確認
【腹筋シーケンスのポイント】
・「腹筋シーケンス」の一連の動きを、1回1分くらいかけるのが、効果的に行うコツです。まずは3~5セットを目標にし、回数よりもじっくり行いましょう。
・ドローインを活用し、息を吐き出してお腹をギューッとへこませたまま動作しますが、腹式呼吸を止めないように注意しましょう。
・勢いや反動をつけずに、筋肉を意識してゆっくりと動作しましょう。
一連の動作をルーティンにすれば、憧れの縦線もできる!
一度に多くの筋肉を鍛えることができるので、とても効率の良いエクササイズです。しかも、一つの連続した動作なので、覚えてしまえば、ルーティンとして行いやすいはず。運動不足に悩んでいる方、最近太りやすくなったと悩んでいる方はもちろん、腹筋に縦線やくびれを作りってボディメイクしたい方も、ぜひ積極的に試してみてくださいね!写真・動画撮影/泉 三郎 取材・執筆/北川和子