「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養価が高い甘酒

さまざまな効能で注目を集める甘酒

さまざまな効能で注目を集める甘酒

「飲む点滴」と呼ばれるほど、栄養価が高く様々な効能があると話題になっている甘酒。初詣や冬の行事のほか、ひな祭りなど特別なイベントで振る舞われることの多い飲み物です。女性には嬉しい美容効果&ダイエット効果が期待され、最近は日常生活に取り入れる人も増えています。種類・栄養や効能・おすすめの飲み方まで、甘酒の基本をご紹介します。

2種類の甘酒―酒粕と米麹
甘酒の栄養・効能
甘酒を飲むのに適したタイミング
甘酒を使ったアレンジレシピ・お勧めの飲み方

2種類の甘酒―酒粕と米麹

甘酒には2種類の原料の違いが

甘酒には2種類の原料の違いが

甘酒には、酒粕から作られたものと米麹から作られたもの、2種類の製法があります。

酒粕は、名前の通り酒を作った際に出たカスなので、微量のアルコールが含まれています。そのため、妊産婦の方、お子様、車を運転中の方などは飲用することができません。また砂糖を添加しないと飲みにくいデメリットがあります。

一方、米麹にはアルコールは含まれず、老若男女問わず頂くことができます。砂糖を添加しなくても、米からできる糖の自然の甘みがいい味わいとなっています。

甘酒の栄養・効能

米麹には今話題の酵素がたくさん

米麹には今話題の酵素がたくさん

特に女性がまず気になるのはカロリー。甘酒は、酒粕・米麹どちらの製法のものでも、100mlあたり81Kcal程度です。

ただしこれは何も添加していない状態の数値なので、酒粕が原料の甘酒に砂糖を入れた場合はカロリーがプラスされます。

米麹の甘酒は、米や米麹の発酵過程によって発生したブドウ糖やオリゴ糖が甘みをもたらすので、砂糖を添加する必要がありません。つまり米麹から作られた甘酒の方が低カロリーという結果となります。

また米麹の甘酒には、麹菌由来の酵素が数多く含まれています。中でもリパーゼという酵素は脂肪分を消化してエネルギーに変える代謝機能を持ち、皮下脂肪および内臓脂肪も燃焼させることができます。酵素の働き・発酵食品が持つ整腸作用で、よりダイエットに理想的な腸内環境を生成してくれます。

気をつけなければいけないのは、あまり煮立たせないこと。酵素が活性化する温度は60℃前後なので、じっくり温度を上げていくことがポイントです。

肌の美白効果や肌の潤いを期待したい方にお勧めなのは酒粕で作った甘酒です。健康な皮膚を作りアンチエイジング効果があるビタミンB群が豊富で、食物繊維も多く含まれるので、肌荒れの原因となる老廃物を体外に出し便秘を解消することができます。

甘酒を飲むのに適したタイミング

目的に合わせて甘酒を飲むタイミングを選ぶ

目的に合わせて甘酒を飲むタイミングを選ぶ

起床後、朝食の一部として甘酒を摂取すると、基礎代謝がスムーズに上がり、脳も活性化するので大変お勧めです。

また就寝前に甘酒を飲むと、必須アミノ酸を体内に取り込むことができ、肌細胞の新陳代謝を良くしてシミやそばかすを防ぐ働きがあります。ビタミンB群の効果によって、1日の疲れを和らげる疲労回復効果も得ることができます。用途・目的によって、摂取するタイミングを習慣づけることが大切です。

甘酒を使ったアレンジレシピ・お勧めの飲み方

いつもの味噌汁がグレードアップ

いつもの味噌汁がグレードアップ

甘酒はお料理の隠し味としても活用できます。味噌汁やクリームシチューに添加すると、味に奥行きが出てまろやかな甘みがつきます。グラタンやカルボナーラパスタを作る際、ホワイトソースに甘酒をプラスすることで、より香り高くコク深い仕上がりとなります。また甘酒に穀物酢や植物油、味噌、塩などを混ぜてドレッシングを作れば、野菜や茹でた肉にかける万能調味料として活用できます。

 

焼くと上品な香りが楽しめます

焼くと上品な香りが楽しめます

魚や肉の切身を味噌床に漬ける際に少し甘酒を加えると、さらに旨みが増し、焼くと上品な香りが漂います。麹菌から作られる酵素の働きによってたんぱく質を分解し肉質を柔らかくする作用があるので、ハンバーグや鶏つくねの種に甘酒を入れたり、鶏のから揚げを作る際に肉の下味液に甘酒を加えたりするのもお勧めです。

 

酸味がある果物との相性がgood

酸味がある果物との相性がgood

デザート感覚で甘酒を美味しく頂くには、いくつかお勧めの飲み方があります。酸味のある果物の果汁、苦みや辛みがあるコーヒーやほうじ茶やおろし生姜、匂いに癖がある豆乳やヨーグルトと混ぜると大変飲みやすくなります。また甘酒と凍らせた果物(いちごやパイナップル、ブルーベリーなどがお勧め)をミキサーにかけスムージーにして楽しむこともできます。

 

甘酒は季節を問わず、温めても冷やしても美味しく召し上がれる健康飲料です。香りが苦手な方でも、お料理やドリンクに混ぜてアレンジも可能です。ぜひご家族みなさんで日々の食卓の中で取り入れてみてください。

■酒麹甘酒のレシピ/作り方はこちら
■米麹甘酒のレシピ/作り方はこちら
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。