「かな入力」も悪くない
ローマ字入力とかな入力の切替
ただし、中には「かな入力」の方もいます。かつてワープロ専用機を利用していたり、パソコンを黎明期から使っていたりした方々の中には、まだまだ「かな入力」の方も少なくないと思います。じつは、筆者も「かな入力」。ライターの仕事をしているので、毎日、原稿を書いていますが、「かな入力」で困ったことはほとんどありません。入力スピードという点では、むしろ有利なのではないかとさえ思っています。
少数派とはいえ、確実に存在する「かな入力」の皆さんのため、本記事ではMS-IMEでの「ローマ字入力」と「かな入力」の切り替え方法を紹介します。
なお、「ローマ字入力」と「かな入力」のメリット/デメリットについては、こちらを参照してください。「かな入力」にも、なかなかいい面がありますよ。「ローマ字入力」の皆さん、一度、こっち(かな入力)の世界に来てみませんか?
共通のキー操作は[Alt]+[カタカナ/ひらがな]キー
MS-IMEのローマ字入力/かな入力の切り替え方法は、Windowsのバージョンによって微妙に異なります。ただし、どのWindowsでも共通しているキー操作が次です。[Alt]+[カタカナ/ひらがな]キー
MS-IMEがオンの状態でこのキーを押すと、次のようなメッセージが表示され、[はい]ボタンをクリックすると、ローマ字入力/かな入力が切り替わります。
メッセージを表示させないで、[Alt]+[カタカナ/ひらがな]キーを押したらすぐに切り替えたいなら、[今後、このダイアログボックスを表示しない]をチェックしてください。
なお、キーボードの種類によっては、[Alt]+[カタカナ/ひらがな]キーが効かない場合もあるようです。その場合は、次のキー操作を試してみてください。
[Ctrl]+[Shift]+[カタカナ/ひらがな]キー
以降では、Windowsのバージョンごとにローマ字入力/かな入力を切り替える手順を説明します。いずれもMS-IMEのプロパティのダイアログボックスを開いて設定する方法です。MS-IMEのバージョンによって見た目は少し異なりますが、設定方法は変わりありません。
かな入力の方は、はじめてパソコンをセットアップするときは、この方法で設定してください。また、「ローマ字入力」の方で、利用するパソコンが「かな入力」になっている場合も、以下の方法で「ローマ字入力」に設定してください。なお、人のパソコンを借りて設定を変更したときも、利用後、設定を戻しておくのがマナーでしょう。
>次のページでは、Windows 10、Windows 8.1、Windows 7でMS-IMEのローマ字入力/かな入力の切替方法を説明します