ワード(Word)の使い方/Wordの基本操作

Wordの「ローマ字入力」と「かな入力」の切替方法(2ページ目)

MS-IMEの初期設定の入力方法は「ローマ字入力」です。このため、かな入力ユーザーは設定を変更する必要があります。「ローマ字入力」と「かな入力」の切替方法やそれぞれのメリット・デメリットを解説します。

井上 健語

執筆者:井上 健語

ワード(Word)の使い方ガイド

「ローマ字入力」と「かな入力」のメリットとデメリット

パソコン教室などで「ローマ字入力」をすすめることもあってか、ローマ字入力派が多いようですが、「かな入力」にもメリットはあります。ここでは、「ローマ字入力」「かな入力」それぞれのメリット・デメリットを簡単にまとめておきます。

メリット
アルファベットのキーを覚えておけば日本語も英数字も入力できます。かなキー(かなを入力するためのキー)の配置を覚える必要がないので、短期間でキーボード操作を覚えられます(これがパソコン教室等で「ローマ字入力」が採用される大きな理由だと思います)。
デメリット
同じ読みを入力するのに、「かな入力」より多くのキーを押さなければいけません。たとえば「こんにちは」と入力するのに、「かな入力」だと

[こ][ん][に][ち][は]

と6回キーを押しますが、「ローマ字入力」だと

[K][O][N][N][N][I][C][H][I][H][A]

と11回キーを押さなければいけません。それだけ、入力速度が遅くなる可能性があります。
 
「ローマ字入力」のメリットとデメリット


メリット
「ローマ字入力」のちょうど逆になります。同じ読みを入力するのに、「ローマ字入力」より少ないキーですみます。
デメリット
「かな入力」では、キーボード上のかなは[かな]キーをオンして入力し、英数字は[かな]キーをオフにして入力します。このため、かなのキー配列とアルファベットのキー配列の2つを覚えなければいけません。
 
「かな入力」のメリットとデメリット


いつの世も、少数派は苦労するもの? 「かな入力」の方は、今回紹介した設定をぜひ覚えておきましょう。「ローマ字入力」の方も、ときどき「かな入力」の人もいることを思い出してください。ちなみに、私は、一応両方使えます。ただし、急ぎの原稿を書くときは、じつは「かな入力」です。いちばん最初に使った機械が、東芝の「Rupo」という日本語ワープロで、それがかな入力だったからだと思います。

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