ヨガ/お腹ダイエットヨガ

三角のポーズ!慣れてきたら見直したいヨガのポーズ

ヨガを始めて半年もすると、ポーズの完成度も格段にアップします。自分で完璧!と思っていたら、先生にポーズを修正されちゃった。という経験はありませんか?怪我の防止や効果を最大限に引き出すために、慣れてきた時こそポーズを見直す時です。今回は三角のポーズをチェックしてみて!

森 和世

執筆者:森 和世

エクササイズガイド

疲労回復・クビレをつくる基本ポーズ「三角のポーズ」

三角のポーズ!慣れてきたら見直したいヨガのポーズ

ポーズの完成度も大切だけど、身体にもたらす効果を感じられていますか?


「ヨガは競争ではありません。無理のない範囲でポーズを取りましょう」と言われても、皆と同じように、いやそれ以上に綺麗にポーズを取りたい!と思うのは、誰でも同じではないでしょうか。特にヨガに慣れてくると、柔軟性に気を取られ過ぎて、筋肉を痛めやすいので注意が必要です。

とは言え、ポーズの形ばかり気にしていると、ヨガ本来の目的である効果や心の静寂を感じられなくなってしまいます。そこで今回も基本的ポーズ「三角のポーズ」を今一度見直してみましょう。柔軟性がアップしてきた人が陥りがちな修正点もご紹介するので、ぜひポーズを再確認してみて下さいね。
 
<目次>
 

ウッティタ・トリコーナアサナ(三角のポーズ)

「ウッティタは伸びている」「トゥリは3」「コーナは角」という意味。つまり、このポーズは、「三角形に全身を伸ばす」動作を意味します。

ハタヨガの真髄(B・K・アイアンガー著)より抜粋。
両足の筋肉の調子を整え、足と尻の筋肉を和らげる。また、足のちょっとした欠陥ならば矯正することができ、足を均等に発達させる。背中の痛みをとりのぞき、首の筋違いをなおし、足首を強靭にして胸を発達させる
 
三角のポーズは複雑です。私は大丈夫と思っても、もう一度確認してみて下さいね。

三角のポーズは複雑です。私は大丈夫と思っても、もう一度確認してみて下さいね。

■正しいポーズの取り方
1.右爪先は正面に、左つま先は90度横に開きます。右かかとから左土踏まずまで一直線になるイメージです。両手は肩の高さに伸ばし、手首から足首までの長さを同じにし、足の開く幅を確認しましょう。

2.息を吸いながら背筋を伸ばし、息を吐きながら上体をまっすぐ倒し、右手は右足に添えられる位置に下ろします。

3.左足で深く床を踏み膝を伸ばし、右手で上体を引き上げるイメージで両体側を均等に伸ばします。この時、右手から左手がまっすぐ一直線に伸びるイメージです。顎を軽く引き首の後ろを伸ばし、目線は伸ばした左手に。
そのまま5呼吸キープ。反対側も同様に。

■効果:ストレス軽減 背中の痛み軽減、肩、胸、背骨のストレッチ
腹部組織の活性化・消化機能改善・お腹引締め・更年期障害や不安などを緩和・骨粗しょう症
■目線:天井方向に伸ばした指先。首を痛めている人は、床に目線を下げるか胴体と同じ方向にまっすぐ向けましょう。
■注意点:頭痛、下痢、低・高血圧の人は無理のないように動作してください。
■問題点:
 
「苦しい、痛い、気持ちよさを感じない」と思ったら、確認してみて!

「苦しい、痛い、気持ちよさを感じない」と思ったら、確認してみて!

原因:お尻が後ろに突き出て上体が崩れ、首がつまり呼吸が浅くなる前足に体重が乗りすぎて上体が崩れ、膝が過伸展している。膝を伸ばしすぎると、膝裏から太腿裏、お尻周りの筋肉に過剰に負担が掛かり、筋肉組織を痛める原因にもなります。

 

ヨガプロップス(補助具)を使用する場合

ポーズに慣れてくると、柔軟性も養われストレッチ効果もアップします。ところが伸ばしすぎて痛める危険性も出てきます。特にこのポーズで太腿裏のハムストリングスを深く伸ばし過ぎると、臀部の筋肉を痛めてしまいます。この痛みは、ハムストリングスから膝裏の筋肉まで影響を与え、効果も気持ちよさも半減させてしまいます。

そこでプロップス(サポート道具)を使い、正しい位置をもう一度確認しながら、徐々にポーズを深めるようにしましょう。
 
プロップス(サポート道具)も上手く取り入れてみて!

プロップス(サポート道具)も上手く取り入れてみて!

1.右前足横にブロックを置き、右手をブロックに置きます。お尻が後ろに突き出ていないか?顎をひき首の後ろが伸びているか?胸は気持ちよく開いているか?など細かい点を確認しましょう。

この他にも背中を壁につけて同様に動作すると、いかに体が後ろに傾いているかが確認出来ます。是非、基本ポーズを今一度確認して効果を最大限に感じてください。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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