ストレッチ/ストレッチの基本

気持ちよく走りきる!マラソン前のランナーストレッチ

マラソン大会に向けて、最後の走りこみをしている人も多い時期になりました。そこで今回は、体のコンディションを整え、気持ちよく走るためのストレッチングをご紹介するので、ぜひ実践してみてください。

森 和世

執筆者:森 和世

エクササイズガイド

マラソンストレッチのやり方・注意点とは

ストレッチングでコンディションを整えて、気持ちよく走り切ろう!

ストレッチングでコンディションを整えて、気持ちよく走り切ろう!

大きなマラソン大会に向けて、週末に走り込みをしている人たちを多く見かけるようになりました。今年は暖冬とは言え、やはり冷え込む時期には、ストレッチで動きやすい状態にすることが怪我の防止になります。そこで今回は、ジョギング前のストレッチをご紹介します。

では、ストレッチをご紹介する前に、実践する際の注意点です。
・決して無理をせず、伸ばして気持ちのいい範囲で、じっくりと動作しましょう。
・伸ばす時には、息をゆっくりと吐くようにしましょう。
・伸ばした際に鋭い痛みを感じる方向はキープ時間を短めにしましょう。
・伸ばしている部位に意識を向けるように、自分の体に集中しましょう。


股関節&腰周りストレッチで大きく踏み出す力をつくる

このストレッチは、股関節や骨盤周辺の深層筋の筋肉を目覚めさせ、「これから走るぞ!」スイッチを入れます。特に骨盤から腕まで位置する腰部の大きな筋肉である広背筋をじっくりとほぐすので、腰痛などを防ぎます。また、骨盤を中心に大きな円を描くように上半身を回すと太腿外側の腸脛靭帯もほぐれてくるので、普段から走り込んで膝の動きが悪い人の改善にも一役かってくれそうです。

動作のポイントは、背骨を1本の軸とイメージして、骨盤を大きく回すこと。そして、自分の体を観察することです。走る前に股関節の状態を確認したり、膝や太腿外側、そして腰などがどのような状態かしっかりと確認してください。そして、体の状態を確認できたら、今日はどのくらい走るのか?どこをケアするのか?判断してください。というのも、ランナーの方々は走る歓びを知っているので、どうしても無理をして、体を痛めがちです。この単純なストレッチで先ず確認!してみて下さいね。

動作1

動作1

1.足を肩幅くらいに開き、両手を腰に添えます。


 
動作2

動作2

2.ゆっくりと左腰を横に押し出します。


 
動作3

動作3

3.そのままお尻を後ろに突き出し、目線を床に向けます。


 
動作4

動作4

4.そのまま右腰を横に押し出しながら、ゆっくりと左回し5回を繰り返しましょう。反対側も同様に動作しましょう。動作中は、なるべく膝を伸ばした状態で、お尻横から太腿外側のストレッチングを深めて下さい。


 
次のページは、脚周りをほぐすストレッチのご紹介です

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