ストレッチ/ストレッチの基本

気持ちよく走りきる!マラソン前のランナーストレッチ(2ページ目)

マラソン大会に向けて、最後の走りこみをしている人も多い時期になりました。そこで今回は、体のコンディションを整え、気持ちよく走るためのストレッチングをご紹介するので、ぜひ実践してみてください。

森 和世

執筆者:森 和世

エクササイズガイド


太腿前ほぐしストレッチで蹴り出す力をつくる


このストレッチは、ほぐしにくい太腿前側、鼠径部を伸ばします。特に鼠径部(脚の付け根)が硬いと骨盤の動きが悪く、猫背姿勢などから疲れやすい体になってしまいます。太腿前側も膝の筋肉と繋がり、脛や足首の動きに影響を与えます。足首が使えれば、蹴り出す力が強くなり、歩幅も広くなり走るペースも早くなるはずです。ぜひ、無理のない範囲でゆっくりと動作してください。

動作のポイントは、曲げた膝を真下に向けること。上体はなるべく正面に向けることです。
例えば、脚前が硬い人は、軸足を曲げた状態で動作しましょう。先ずお臍を正面に向け骨盤を立てた状態をつくり、膝頭を床に向けるようにしましょう。
脚前が柔らかい人は、膝を開かずかかとをお尻につけるように動作してください。

動作1

動作1

1.立った状態で右膝を曲げ両手でかかとをつかみます。バランスが取りづらい人は、左手を壁などにつけ、右手で右足をつかみましょう。

 
動作2

動作2

2. 反対側も同様に動作しましょう。




 

脚裏ほぐしストレッチで疲れない脚をつくる

このストレッチは、硬くなりやすい体の裏側を伸ばします。特に下半身は大きな筋肉群が多く、ほぐしておくと血流がよくなり怪我の防止につながります。特に脚を蹴り出す時に使う、大殿筋、ハムストリングスなどを中心にストレッチするのでパフォーマンスの向上も期待出来ます。

動作のポイントは、体を傾けずに骨盤をゆっくりと傾斜させること。足の幅を大きくとりお臍を正面に向けるように意識しましょう。
例えば、脚裏が硬い人は、右足が前に出ている状態では、上半身が左側に開きやすいので、少し右側に倒す位のイメージで上体を倒してみてください。
脚裏が柔らかい人は、足の幅を狭くして上体をまっすぐ倒してみて下さい。

動作1

動作1

1.両足を肩幅に開いたら、左足を大きく後ろに下げます。つま先はなるべく正面に向け、上体を正面に向けましょう。

 
動作2

動作2

2.右足に両手を添えて、ゆっくりと吐く息とともに上体を倒していきます。まずは30呼吸ほど繰り返し、腰、お尻、太腿裏などを中心にストレッチしましょう。この時、目線は床に下ろし背中が丸まらないように注意して下さい。

 
動作3

動作3

3.さらに脚裏が伸びたら、両手を足首や床につけて上体を深く倒します。ゆっくり30呼吸ほど繰り返し、膝裏、ふくらはぎ、足首などを中心にストレッチしましょう。反対側も同様に動作しましょう。

 

 
いかがですか? ベストコンディションを維持するために、ストレッチを習慣にしてみて下さい。

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※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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