気持ちよく筋肉や関節をほぐせる!話題の「空中ヨガ」を体験レポート
こんにちは。All About編集部のカトウです。
最近デスクワークが続くせいか、だんだん肩こりがとれなくなってきました。どうにか楽に解消できないものか。整体も行ってみたいけれど、一番気になるのは何と言ってもヨガ。体の内からキレイになるイメージで、憧れがあります。しかしそこにはどうしても避けられない、大きな問題が。……私はめちゃくちゃ体が硬いのです。ヨガをやってみたいけれど足が向かない……。そんな人でもできるヨガなんてあるのでしょうか?
オールアバウトには900人を超える専門家がいます。社員なのをいいことに、ここはひとつ専門家に知恵を借りちゃいましょう。ヨガと言えば、エクササイズガイドの森和世さん。さっそく森さんに聞いてみると……
「体が硬い人におすすめのヨガですか? それなら、空中ヨガはどうでしょう。天井から下がる布を使って行うヨガで、体を預ける布の中でゆっくりとポーズを取り、関節や背骨をほぐしていきます。浮いている状態の中、様々な角度に体を伸ばすことが可能なので、ヨガ初心者や体が硬い人でも気持ちよく筋肉や関節をほぐせると思いますよ。浮いた状態で体を支えることで体幹を鍛えることはもちろん、逆さ状態になることで体内分泌液が促進されるので、アンチエイジング効果も期待出来ます」
空中!? 逆さ状態!?
想像以上に難易度の高そうなヨガをすすめられてしまいましたが、たしかに最近テレビや雑誌でも多く取り上げられて話題だという「空中ヨガ」、すごく気になります。
芸能人も通う「NAVI学芸大学スタジオ」に行ってみた
若干ビビりながらも、都内で空中ヨガが体験できる教室を探してみます。すると、都内のみならず全国展開しているというAntiGravity®Japanを発見。今回は目黒区の学芸大学駅近くにある「NAVI学芸大学スタジオ」にやってきました。外には「ANTIGRAVITY LESSON STUDIO」の看板が。テレビ取材で取り上げられたり、芸能人が通ったりもする人気のスタジオのようです。今日は実際に「ファンダメンタル」という一番基礎のクラスを体験させていただけることになりました。
ニューヨークと同じクオリティのレッスンが体験可能!
早速クラスがスタート。インストラクターの方が生徒の中心に立ち、細かく指示をしてくれます。生徒はそれを見ながら真似をしてポーズをとっていくという流れ。ポーズにはそれぞれ、名称がついていているようです。Womb(ウンブ)
まずは意識を体の内に集中させる、瞑想のポーズから。
ハンモックに包まれるこのポーズ。Wombとは「子宮」を意味します。布はなんとシルク・ドゥ・ソレイユで使用されている素材と同じもの。思っていた以上に柔らかく、さらさらと肌触りで全身が包まれるとすごく気持ちが良いです。「まるでお母さんのお腹の中にいるようでしょう」とインストラクターがハンモックの外から語りかけてくれます。たしかに、不思議な安心感が。「外部のノイズを遮断することで、内側に意識を向けやすくなります。リラックスしてくださいね」。精神が落ち着いていくのがなんともヨガっぽいポーズです。
「このエクササイズは正式にはアンティグラビティフィットネス&ヨガといいます(アンティグラビティ=反重力)。元ブロードウェイダンサーであり、体操選手でもあるクリストファー・ハリソン氏が始めたハンモックを使った新しいフィットネスで、1991年にニューヨークで誕生しました。もともとはダンサーやアスリートのメンテナンス要素も多く含むプログラムなんですよ。インストラクターの資格は世界で共通。つまり、日本でもニューヨーク本部と同じクオリティのクラスを受けることができるんです」
このスタジオで体験できるのは、一般的な「空中ヨガ」とはまた違い、フィットネスなどの要素も含んだ独自のエクササイズ。体のメンテナンス要素もあると聞いて、ますます肩こり解消への期待が高まります。
逆さまポーズは意外と簡単!体重100kgの方でも安心して楽しめる
Spiderman(スパイダーマン)基礎的な動きでハンモックに慣れたら、動きのあるポーズにチャレンジです。
これが、噂の逆さまになるポーズ! アクロバティックな見た目と裏腹に、意外と簡単にできてしまったのに驚き。ハンモックの両端をしっかり握って一回転するので、鉄棒のようなイメージです。「背骨と背骨の間をひらくことで、脊柱にかかっている圧を軽減し、解放します。血流の促進、消化器系のリフレッシュ、腰痛の改善の効果が期待できます」
始める前は「落ちたりしないのかな?」と心配でしたが、なんと450kg以上の重さにも耐えられるというから驚きです。体重が100kgを超える女性も楽しんで体験にきているのだそう。
Wishbone(ウィッシュボーン)
Spidermanからさらに、床に手をついて体をおこし、背骨や腕を伸ばしていきます。
「脇の下から背骨をストレッチするポーズです。逆さになることで、重力で下がっていた内臓が元の位置に戻り、内臓器官のリフレッシュやデトックス、アンチエイジングや便通の改善にも効果的なんですよ」
普段の生活では内臓の位置を気にすることなんてないと思いますが、こうしてポーズをとっている最中はたしかに内臓が伸びている気が……。
腕を前に伸ばして肩からぐーっと伸びをすると、肩甲骨から首のうしろにかけて気持ちよく刺激されます。動きとしてはただバンザイをするだけなのですが、逆さまになることで重力がエクササイズをサポートしてくれます。
「見た目は楽しそうなのに、実はキクー!」というポーズも
Dragonfly(ドラゴンフライ)それが「トンボ」と名がついたこのポーズ。ハンモックを使って空を飛びます。
布に寝るだけで一見ラクそうですが、実はずっと腹筋がプルプル。「布の真ん中にいようと体勢を無意識に維持しようとするため、腕・腹部・胸部・肩など全身の筋肉やコア・インナーマッスルが鍛えられているんですよ」
ツラいけれど空を飛んでいるようで楽しくなってしまい、自然とみんな「わー!あはは!」と声を上げて笑ってしまいます。
上級クラスの大技「ヴァンパイア」に挑戦!
クラスは1時間15分で終了。あっという間でしたが色々な技に挑戦できて、達成感がすごくあります。まさに肩こり持ち&初心者の私にはぴったりなヨガだと実感。逆さになったり、筋肉や関節を伸ばしたりすることで血流が良くなったのか体がぽかぽかとあたたかくなり、肩もすっと軽くなりました。ちなみに今回は一番基礎のクラスでしたが、「他のクラスではこんな技をやりますよ」と、インストラクターの方が特別に大技を見せてくれました。
Vampire(ヴァンパイア)
Vitruvius(ウィトルウィウス)
Spidermanで満足していましたが、上には上が。できるポーズが増えていくのは面白そうです。それにしてもはたから見るとすごい体勢……。すると、取材に同行した編集部の先輩が一言、「カトウ、お前もせっかくだから大技に挑戦させえもらえ!」
えええええ~~~!
なんとかでき……できたけれども!インストラクターの方はあんなに涼しい顔をしてポーズをとっていましたが、実際はめちゃくちゃ腹筋に力が必要。これは体幹が鍛えまくることができそうです。…ツ…ツラい……!
というわけで、体が硬い私でもちゃんとできました! 普段はあまり運動をしていないけど、何かフィットネスを始めたいという方は、ぜひ気軽に楽しめるアンティグラビティフィットネス&ヨガに挑戦してみてはいかがでしょうか?
<NAVI学芸大学スタジオ>
住所:〒152-0004 東京都目黒区鷹番3-6-3 B1
TEL:03-6451-0898
営業時間:10:00~22:00
定休日:毎週火曜日
ヨガのみならず、バレエ、ダンス、フィットネスなど多種多様なアンティグラビティを体験できるのがAntiGravity®Japanの特徴。いくつかのクラスから、自分が一番興味のあるレッスンを選ぶことができます。たとえば運動量が一番多い『サスペンションフィットネスクラス』ではハンモックを使った有酸素運動を行い一回のレッスンで最大600kcalを消費するとも!
2016年2月 新スタジオがオープン!
NAVI自由が丘店(AntiGravity®Japan直営スタジオ都内第2号店)
住所: 東京都目黒区自由が丘1-5-1 B1
TEL:03-6421-3077
メール:info@antigravityfitness.jp
営業時間:11:00~21:00
定休日:毎週水曜日
HP:http://navi-jiyugaoka.antigravityfitness.jp
撮影/泉 三郎