4.ワーク・ライフ・バランスを実現できる人材-仕事人間からバランス人間へ
これからは欧米のリーダーと同様、社会性が求められるでしょう!
ワークは経済的な価値を意味し、ライフは社会的・文化的な価値を意味します。当然、時間は有限なので、重み付けに従い、きちんと偏らないように時間配分をバランスさせる必要があるでしょう。以前のような、“モーレツ社員、企業戦士”と言う言葉は高度成長期の象徴的な表現です。ほとんどの時間を経済的な価値のみに費やしていた訳です。
日本は成長社会から成熟社会に移行しました。アメリカやイギリスなど海外では当たり前のように社会的な存在、文化的な存在も重視しています。よって、グローバルを意識した上でもこの3つの価値をきちんと持っていることがリーダーとして求められるのです。
5.社会的にも価値のある人材-会社以外とネットワークで繋がっているか?
以前「ユニクロで実践!リーダーがとるべき戦略“CSV”とは」のようなCSVが今後の戦略の潮流になりつつあります。CSV(Creating Shared Value:邦題『経済的価値と社会的価値を同時実現する共通価値の戦略』)と呼ばれるコンセプトです。つまり、CSVではビジネスを通して社会問題を解決する視点をあわせ持たなければなりません。これは、これからの企業戦略の主軸となると考えられることから、リーダー個人としても、経済性のみならず社会性、社会的な視点が益々求められることでしょう。経済性とは会社でいかに儲けるかという視点ですが、それのみならず、社会性、会社以外の人間関係性や繋がりをより大切にしましょう。繋がるためには個々が謙虚に学び続けることです。卓越した能力や実績があればよそからもお声が掛かります。どんどん場が増えることで更に進化していくのです。家族や親族、地域社会、趣味やスポーツなど、会社や仕事以外のネットワークを構築していくことも視野に入れましょう。ネットワーク社会、様々な人と繋がっているかどうかが問われることでしょう。