ビジネス文書/挨拶の文例

年賀状のビジネスマナー!出していない相手から届いた時のお礼は?

仕事始めの日。出していない取引先やお客様から先に年賀状をいただいてしまうと困ってしまいますよね。そのような場合の対処法と、メールでお礼の返事を送る時のマナー、おすすめ文例についてお伝えします。これで慌てなくても大丈夫ですよ!

鈴木 真理子

執筆者:鈴木 真理子

ビジネス文書ガイド

ビジネス年賀状、出していない人から届いても慌てない!

年賀状のビジネスマナー 出していない相手から届いた時のお礼は? メールでしても良い?【例文】

年賀状を出していない人から届いても慌てない!

新しい年を迎えて出勤する仕事始めの日。デスクであなたに届いた年賀状を手にすることがあるでしょう。名刺交換をした相手から年賀状が届くのは想定内の出来事ですが、「しまった!」と思うこともきっとあるはず。それは、お世話になっている取引先やお客様から一方的にいただいてしまい、自分が出していないときです。そのようなシーンで慌てないように今回は対処法をお伝えします。
 
<目次>
 

受け取った年賀状へのアクションは差出人との関係によって判断して

まずは、こちらも何らかのアクションをするかどうかです。自分がお客様の立場(お金を払う側)であれば、年賀状を受け取り、返事をせずとも問題ありません。ただ、相手が目上の人や、日頃からお世話になっている方なら、ひと言挨拶したいもの。「面倒くさいから」と知らんぷりすると、新年なのにモヤモヤした気持ちになりがちです。お互いが気持ちよく仕事ができるよう、ぜひ行動に移しましょう。
 

こちらも年賀状を返すべきなの?

相手が年賀状をくれたなら、こちらも年賀状を出すのが、もっとも丁寧です。ただ、会社に届くビジネス年賀状は、元旦でなく仕事始めの日に手にします。それから年賀状を作って投函するとなると、松の内(1月7日まで)を過ぎて届く可能性が高いもの。

松の内を過ぎると「寒中見舞い」を出すべきとのマナーがありますが、慣れていないとハガキの書き方や文例を調べるのに時間と手間が掛かってしまいます。残業したり、ズルズルと先送りしたりするより、ビジネスシーンではスピードを優先させてかまわないでしょう。
 

年賀状のお礼はメールで挨拶しても良い

メールで挨拶すると、短時間で想いを届けることができます。実際、ガイドも取引先などからメールでいただくことが多くあります。では、その書き方です。本文の書き出しは「いつもお世話になっております」の定番フレーズでなく、年賀状をいただいたお礼、続いて挨拶を書けばOK。
 

ビジネスで使える! 年賀メールのおすすめ文例

年賀メールのおすすめ文例

年賀メールのおすすめ文例

ポイントは新年らしく、礼儀正しく、さわやかに。では文例です。

◎ ご丁寧に新年のご祝詞をいただきまして、ありがとうございました。
本年もなにとぞよろしくお願いいたします。

このとき気をつけたいのは、フランクなお礼にしないことです。

△ 早々の年賀状をありがとう→親しい友人ならよいが、ビジネスでは不向き。
 

年賀状には相手が喜ぶ一文をプラス

相手の年賀状に近況報告など書かれていたら、そのことに触れるのもよいでしょう。きっと相手が喜びます。

<文例>
  • 富士山の初日の出はいかがでしたでしょうか。ぜひお話をお聞かせください。
  • 帰省され、久しぶりにご実家でお正月を過ごされたとのこと、何よりです。
  • 本年は新プロジェクトをご一緒できるので、今から楽しみにしております。
 

ビジネス年賀状を出していない人から届いても、大げさに謝らないで!

年賀状を出さなかった人へ出す寒中見舞いには、新年の挨拶が遅くなったお詫びを書くのがマナーとされています。でも、ビジネス上のメールにあまりオーバーに謝罪すると相手は恐縮してしまうので、むしろ触れないでおくのが無難です。

× 日頃からお世話になっている○○様から先に年賀状をいただいてしまいました。非礼を深くお詫びし、今後はこのようなことがなきようにいたします。

ビジネスシーンでは、やはりスピードありきです。できれば受け取った日か翌日には、年賀メールを送ってください。ちょっとした気配りですが効果は大きいので「今年もあなたと仕事がしたい」と言ってもらえることでしょう。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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