痩せるツボを刺激!お腹ダイエットの効果とは?
お腹ダイエットにはツボを押すのが効果的!
昔、中国では肥満のことを「肥貴人」と呼んでおり、裕福な生活の象徴でした。身分の高い人は飲食が豊富で、働く必要がなかったことから太るのはごく当然だと考えられていて、「肥満」に対して問題視することもなかったステキな時代だったのです。現代の日本ではそういうわけにはいきません。美食が過ぎたり、年齢による代謝低下で、「気付いたらお腹まわりのお肉が……」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
今回は、「お腹まわりのお肉をどうにかしたい!」という方に、お腹まわりの「ツボ」を刺激することで内臓の変調を調え、効率良くデトックスできる方法をご紹介していきます。
お腹ダイエットのツボって?
「ツボ」とは、東洋医学の治療法である鍼やお灸、按摩の際に刺激するところで、生命活動のエネルギー「気」という概念と「血」の通り道である経絡(けいらく)上にある反応点です。「経絡」は、体の奥深い部分から、皮膚に近い浅い部分まで、お互い連絡が途絶えることなく繋がりながら、体の隅々を通っています。「ツボ」は、皮膚の浅いところに存在し刺激することによって、気や血の巡りが良くなり、その先にある臓腑の変調を調えていきます。そして、お腹まわりは、お通じやむくみ改善、または婦人科系に効く「ツボ」が集中している場所です。
まずは、ツボを探して圧してみる
「ツボ」の探し方
指寸法2
指寸法1
また、場所を示す「寸」の定義を説明します。ツボの場所をを皆さんの親指の幅から1寸を割り出します。この方法を「指寸法」といい、指幅は人それぞれですから、「寸」の長さも微妙に違ってきます。
「ツボ」の正確な場所を探すのは難しいことなので、ここではあまり神経質にならず、「ツボ」があるであろう場所を圧してみてください。
お腹ダイエットに使いたいツボ一覧!気になるところを刺激しよう
【図の見かた】
・図中の★マークのところがお腹まわりのツボです。・1~6の番号と以下の番号を照会してツボ押しを試してみてくださいね。
【ツボの種類】
(1)気海(きかい)
位置は、おへそより1.5寸下。
脂肪燃焼のツボ。文字通り「気の海」、気を増やし、精の漏れを防ぐ。
[主治]月経不順、月経痛、おりもの、勃起不全、むくみ
(2)関元(かんげん)
位置は、おへそより3寸下。
むくみ解消のツボ。元気を養い、補う。月経を調整する。女性特有の不調に効く。「気海」と合わせて、「丹田」という総称。
[主治]月経不調、月経痛、不妊症、おりもの、性欲減退、勃起不全
(3)大巨(だいこ)
位置は、おへそより2寸下、左右外側に2寸。
便秘解消のツボ。腹部の張りを解消。体内の余分な水分を出す。
[主治]便秘、不眠、下腹痛
(4)天枢(てんすう)
位置は、おへそから左右外側2寸。
便秘解消のツボ。お腹の機能を改善する。
[主治]お腹の張り、子宮筋腫、糖尿病、月経痛、月経不調、精神異常、むくみ
(5)水分(すいぶん)
位置は、おへそから1寸上。
むくみ、デトックスのツボ。体の水分の巡りを調整する。
[主治]胃内停水(胃のちゃぷちゃぷ)、腹痛、お腹の張り、顔のむくみ
(6)中かん(ちゅうかん)
位置は、おへそより4寸上。
代謝アップのツボ。胃の働きを改善。
[主治]胃痛、お腹の張り、つわり、胸やけ、精神不安
いかがでしたか?
ぜひ、お腹まわりが気になったときに試してみてくださいね。痛いところやくぼみがあるところを刺激したり、セルフ灸でジンワリと温めてみることをオススメします。
【関連記事】