カラダの血液やリンパの滞りを巡らせる手技で、医療の補完代替療法としても認められている「リンパドレナージュ」。このリンパドレナージュを人体最大の排泄器官である「皮膚」、浅リンパ(皮膚毛細リンパ)にアプローチするだけでなく、その考え方を深い部分にある腸周りのリンパにも応用したものが、「腸ドレナージュ」。今回は、この手技をご紹介します。お通じ改善、下腹のぽっこり、脇腹、腰周りのボディメイク、そして、セルライト対策にお役立てください。

「出口」ケアこそがスムーズな排泄には大切

食べたものは50~150時間かけ食道、胃、小腸、大腸、肛門とカラダの外に排出されます。これを高速道路に置き換えてみましょう。高速道路の「最終出口」がつまると「途中」をいくら流しても結局のところはつまってしまうというように、肛門に近いところ=「出口」ケアこそがスムーズな排泄には大切なのです。


最初に「出口」からスタート

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最終的には「両鎖骨下の静脈」と合流するリンパをまずは流す

排泄機能の大きな役割を果たしている『リンパ』。リンパはカラダの「末端」から徐々に集められ、下半身なら『そけい(パンティライン)』部分、上半身ならワキの下など、それぞれの大きなリンパ節を通ります。 基本的な『全身のリンパドレナージュ(リンパ排出法)』は、まずは、全身から集められたリンパが静脈と合流する地点、つまりは、リンパの最終出口である両鎖骨下リンパ節からアプローチしていきます。そして、徐々に両鎖骨下から近い所から『ドレナージュ(排出)』していき、体全体をリンパの流れをスムーズにしていきます。

 

大腸ならば、「あえて反時計マッサージ」を

これはそれぞれの部位でも言えることで、お通じに関連する大腸ならば出口に近いところ。つまり、肛門の手前である『S字結腸』から刺激していきます。よく腸の動きに合わせて“時計周りに”マッサージというのは聞いたことがあるかと思いますが、ここではあえてワンステップ加え、反時計周り」に刺激してみてください。

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指腹で反時計周りに刺激してから、時計周りにマッサージ

1. おへそ周りを時計周りに軽く圧をかけながら円を描くように3~5回マッサージし、小腸を刺激します。

2.左下腹部分、腰骨の内側あたりにある『S字結腸』からまずは「反時計周り」に刺激します。写真のように、指腹4本で同じところに垂直に圧をかけるのを3回くらい繰り返し、大腸の動きを出口に近い部分から刺激します。

3. 時計周りに同じ回数、今度は手全体を便を流れに沿って圧し出すようなイメージで大腸をマッサージします。

2のステップを加えることで、高速道路の原理と同じで、肛門に近いところが動き出すと、スムーズに動き出す(排泄できる)ものです。