食べるファスティングのやり方……即効リセットケアとは?
体重が増えた時のお助け役が食べるファスティング
食べるファスティングでストレスなくカラダをリセット
そもそもファスティングとは「断食」を意味し、水分以外は摂取しないというものです。しかし、断食は空腹感との闘いでもあるため決して楽ではなく、断食後のドカ食いを招いたりかえってカラダに負担をかけてしまうケースもあります。今は、食べ過ぎや不規則な食事で体内環境が悪くなっているカラダを、「カラダに負担のない食事を摂りながら、内側から整えて体質を変える」というスタイルが主流になっています。
食べないファスティングは確かに短期間で劇的に体重が落ちますが、ストレスが多いのも事実。そこで食べないファスティングで挫折した人は、ストレスの少ない「食べて良いファスティング」がおすすめです。
増えた体重が戻らないときに実践したい
食べるファスティングを実践するのは、「体重がちょっと増えたかも」という時にすぐ行うのが正解です。毎日または毎週末必ず実践する、というルールではやがてストレスになってしまうので、基本的には体重が2~3kg増えたタイミングで1~2日間実践するくらいで十分です。体は常に同じ状態を維持しようとする働きがあるので、体重が増えた状態を放ってくとその増えた体重がずっと維持されてしまい、減量に成功してもすぐにリバウンドしてしまう可能性が高くなります。反対に体重が増えた時にすぐにリセットをかける、という習慣をカラダに染み込ませておくと、少し食べ過ぎたりして体重が増えても、自然と体重が戻るように作用するので簡単には太らなくなります。
そのカラダのシステムを上手く利用するには、体重が増えた時にその日または翌日にリセットをかけるのが効果的です。なお、日々の1kg前後の体重変化は、その日の便や排尿量、発汗量、前日の食べた量などが大きく影響しており、新たについた体脂肪とは異なるのでさほど気にする必要はありませんが、増えた1kgが3日経っても戻らない場合は、リセットをかけるタイミングと考えましょう。
食べるファスティングで準備するものは野菜と果物
野菜350gの量がどれくらいなのか計ってみておよその量を覚えておくと良いでしょう
・野菜350g(旬の野菜、日頃食べていない野菜。)
・果物200g(旬の果物や、日頃食べていない果物。)
野菜350gと果物200gは国が推奨している摂取量で、美容と健康に良い目安として知られている数字です。実際の食事では野菜の摂取量がとても少ないので、食べるファスティングの時には、たっぷり食べて体内に栄養を充満させて体内機能を活性化させましょう。
増えた体重を素早くリセット、1日の過ごし方
1.朝食用意した果物と野菜の中から好きなものを選び、ミキサーで作ります。ジューサーは食物繊維を取り除いてしまうので、繊維もきちんと摂取できるミキサーがおすすめです。苦味が気になる場合は、砂糖ではなくはちみつを使うか、使う果物に完熟したバナナを入れると良いでしょう。甘みが出て飲みやすくなります。
2.昼食と夕食
残りの野菜を使って野菜スープを作ります。味付けはクリーム系以外のものがヘルシーでおすすめです。コンソメ、トマト、味噌、キムチなどはいかがでしょうか?お好みの味で作ってみてください。ボリュームが足りない時は、たんぱく質食材を加えると満足度が高まります。ただし、たんぱく質食材は脂肪を多く含むものもあるので、低脂肪である豆腐や鶏のささみがおすすめです。
なお、夕食は、遅くても寝る5時間前までには終えるようにしましょう。
上記の方法を1~2日実践すると、体重を素早くリセットできます。デトックス効果や内臓を休ませて体内機能を活性化させることもできるので、体重が戻るだけではなく、むくみも取れて顔もすっきり、肌質もキレイになるなど嬉しい効果をたくさん実感できるでしょう。ストレスのない食べるファスティングならすぐに実践できるので、体重が増えやすい旅行や外食中も体重を気にせず食事を楽しめますね。
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