・稲庭うどん
稲庭うどん
輪島塗の骨董椀に入った「稲庭うどん」。上には「もずく」と「雲丹」、そこにたっぷりの出汁のジュレがかけられています。コシのある稲庭うどんに冷たい出汁のジュレ、夏には嬉しい一品ですね。
・止肴
鯖の生寿司
自家製の「生寿司(きずし)」。程好い脂の乗りと旨味、適度な塩と円やかな酸味が調和した仕上がりです。
・煮物
イベリコ豚の角煮
煮物はなんと「イベリコ豚」の角煮! とろんとろんに煮込まれた角煮は、それだけでも旨いのですが、さらに上からかけられたジャガイモのクリームが寄り添うような相性を魅せつけてくれます。
・飯物
新ショウガと鱧の土鍋御飯
飯物は「新ショウガと鱧の土鍋御飯」が登場です。土鍋御飯が目の前でプレゼンテーションされると、そのシズル感のある色合いと香りに食欲が刺激されていきます。
香ばしい鱧御飯
この御飯の上に、さらに焼きたて肉厚の鱧を乗せて「鱧丼」に! 鱧のエキスを吸い込んだ御飯に、新ショウガの風味、それに焼きたてならではの香ばしい黄金色の鱧が口内で収斂していき、美味しさが膨らんでいくようです。
・水菓子
桃パフェのような水菓子
水菓子も驚きのある逸品です。「桃」のコンポートに、「デラウェア」、「スモモ」のシャーベット、上には「バニラのアイスクリーム」というパフェのような多層仕立て! 下に敷かれた葛の葉も夏風情があります。
京都にまた一つ、和の新星店が誕生
最後に自家製の和菓子と抹茶が出ます。
日本料理は味もさることながら、いただく場の室礼(しつらい)もご馳走の一部。丁寧に作られた出来立ての確かな味を、ご主人から直接供される贅沢に加えて、大きな料亭では味わえない町家の隠れ家へのお籠り感は、こじんまりとした町家ならでは。たまにはこんな場に潜んで「差しつ差されつ」の時間に浸りたいものです。
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・店名: 竹ざき
・所在地:京都市中京区押小路通高倉東入る竹屋町150番地
・アクセス:京都市営地下鉄「烏丸御池駅」徒歩約4分
・地図:
Yahoo!地図
・TEL:075-744-1661
・営業時間:18:00~20:30(LO)
・定休日:不定休