「マジックカール」の温め時間7秒はスゴすぎる!
今回使ってみたのは、2015年の春登場したコイズミの「モンスター マジックカール」。熱源にIH(電磁)方式を採用したことで、専用カーラーが7秒で温められるようになったという画期的な製品です。まずユニークなのが、本体の形。一般的にホットカーラーの熱源といえば、カーラーを差し込む突起が 並んでいるものがほとんどですが、これはオブジェのような形をしていて、真ん中に穴が開いています。
そしてカーラーを温めるときは、この穴の中に専用カーラーをポンっと入れるだけ。突起にいちいち差し込む必要がないのは、かなり便利でした。
さらに驚いたのが、温め時間の早さ! カーラーを入れると自動で温め始め、わずか7秒で「ピピピ」と温め完了の合図音が鳴ったのです。取り出すときも、従来品のように引き抜く必要がないため、まさに「置いて取る」という動作を繰り返すだけ。1つずつしか温められないため、最初は効率が悪そうだと思いましたが、実際に使ってみると、7秒では1か所すら巻き終わることができないため、待ち時間は実質ゼロです。
IHによるきめ細やかな制御
使ってみて便利だと感じたのが、温めが完了してもそのまま入れておけるということ。従来品は熱源に差し込んでいる間、加熱し続けますが、このマジックカールはIHできめ細かく制御されるため、温まったら加熱を抑え、温度が下がったら再加熱してくれます。つまり、まだ前のカーラーを巻き終わっていないときは、最適温度でスタインバイしてくれているというわけです。ちなみにこの熱源は、赤外線センサーとマグネットで感知しているため、専用カーラーが入ったときのみ自動で加熱します。また正しく検知できないときはエラーランプが点滅するなど、安全面も配慮されています。
時間短縮でホットカーラーの魅力がアップ!
付属の専用カーラーは、ザラザラしたキャッチフックテープ式なので、初心者さんでも滑らずに巻くことができます。巻いた後は、ワイドクリップで挟めば、バッチリです。昔はホットカーラーを使っていた筆者が、ヘアアイロンに移行した理由は、やはり「準備が面倒で時間がかかる」という理由でした。ただヘアアイロンの使い過ぎで髪の傷みも気になっていましたので、この「マジックカール」はかなり魅力的だと感じました。
もちろんヘアアイロンにはヘアアイロンの良さがありますので、それぞれのメリット、デメリットを熟知したうえで、上手に使い分けできるようになれば、アレンジの幅も広がるのではないでしょうか。