響のボトルは24面カット
響のボトルは24面カット
製品の詳細は『響JAPNESE HARMONY新発売3/10』の記事をお読みいただくことにして、今回は『響』のボトルにまつわる話をしよう。酒席での話題にして『響』を飲んでいただければ有り難い。
さて『響』のラベルは手漉きの越前和紙であり、日本を代表するブレンデッドウイスキーとしての風格を漂わせている。そして独特のデキャンタボトルには細かな24面のカットが施されている。これは24節気を表現している。
長い年月、幾度もの四季を重ねて樽熟成する『響』というか、日本を代表するウイスキーを物語っているのだが、1年24節気の区分を知っているか、と問う記事ではないのでご安心いただきたい。わたしだって立春とか春分、立夏、夏至なんてのはすぐ口にできても、24全部なんぞ答えられない。それに酒席でこんな話題をしても疲れてしまうだけだ。
24は財運数
では何を言いたいか。24という数字のことである。人間は24とともにあるのだ。四六時中という言葉は1日4局面×6時間で24時間の意味を含む。キリスト教世界では24はイエスに結びつく。ヘブライ語やギリシャ語は文字が数も示す。イエスの綴りは8が3つだという。加算すれば24となる。
そしてやっと酒席での話。24には財運数との解釈があるらしい。わたしは開運がどうのこうのとか、占いとか風水なんてものに関心がない。苦しい時の神頼みだけで生きてきた。ただ酒席でのある方の話から財運数というものがあることを知ってフーンと興味を抱いたのだ。
最も面白かった話は地名で、銀座、新宿、浅草寺などは漢字の画数を足すと24であり、人が集い、賑わいつづける場所なのだそうだ。金の価値でいえば純金は24karat(24金)である。
この話をしてくれた方は、ごく普通のビジネスマンである。銀行口座をつくった時は、まず24,000円を入金するとおっしゃった。定期の積み立ても毎月24,000円でやっているそうだ。
そんでわたしは、「財を成されたんですか」と質問した。その時の答えはこうだった。「これからですよ。いま楽しんでいるところ」なんだそうだ。
わたしは調子に乗って「ウイスキーの響。あのボトルは24面カットですよ。飲めば財運に恵まれますかね」と言ってみた。その方は「ああ、そうなんですか」と受け流されたのだが、顔にはムムムッといった気配が感じられた。
酒席から半年近く経ち、その方から電話をいただいた。えらく弾んだ声だった。「ありがとうございます。響17年を飲むようになって、株でちょっと儲けたんです。24はやっぱり財運数ですね。響はいい。美味しいし。今度、一緒に響を飲みましょうよ。ごちそうします」とおっしゃった。
感謝の電話からかなり時間が経つが、彼からお誘いはまったくない。でも噂では『響』を飲みつづけていらっしゃるらしい。
『響』の24面カットが財をもたらすかどうか、あなたも試してみてはいかがだろう。わたしは何十年も飲みつづけているが、何も変わっていない。信じるか、信じないかは、あなた次第ってこと。
まともなウイスキー情報は、この下の関連記事をお読みいただきたい。でも、「響24年」なんてのを製品化したら、大人気になるかもしれない。「響21年」があるけれど、もう3年ほど頑張ってくれたら、とは酒席のバカ話。
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