でもこのお茶、ここ数年、中国だけでなく世界中のセレブから注目を集めているんです。
今回は、中国の白茶以外に世界中から白茶を使ったいろいろなアイテムを集めてご紹介します。
中国の「白茶」について
まずは、本場中国の白茶について少しご紹介します。白茶はそのほとんどが福建省で生産されています。近年、固形茶や新しい名前の白茶も出てきていますが、昔からある種類としては「白毫銀針(はくごうぎんしん)」「白牡丹(はくぼたん)」「寿眉(じゅび)」の三つが主です。白茶の製茶工程は「萎凋(いちょう)」と「乾燥」の二つだけと、とてもシンプルですが、その名の通りキラキラと白く輝く産毛が命なので、製茶工程では産毛を痛めないように細心の注意が払われます。産毛はお茶の深みや甘みに関わる大切な要因の一つなのです。
白牡丹です。銀色の芽の部分がありますが、この部分だけを使って作られるのが白毫銀針です。
「白牡丹」は芽と葉の部分両方が使われていて、銀色の芽とスモーキーな緑色の茶葉が混ざっています。やさしくまろやかな味と、軽い爽やかな緑の香りが魅力の美味しいお茶です。
「寿眉」は「白牡丹」と似ていますが、芽の部分が少なく茶色がかった茶葉も入っています。香港のレストランなどで良く飲まれています。
このように繊細で生産量も限られている白茶ですが、近年世界がこのお茶に注目している理由はその「抗酸化作用」にあるようです。調べてみると、米国の大学なども研究を行っていて、その効果は徐々に実証されてきているようです。「抗酸化作用」といえば美しさを保つ大事なキーワード。世界のセレブが注目するのはどうやらこれのようですね。
では、次は世界各国から白茶を使ったとっても素敵な商品をご紹介します。
ニューヨーク発「綺麗で美味しいフレーバー白茶」
鮮やかな水色の缶がキレイ。大きめで余裕のあるサシェがハーニー&サンズの秘密です。
こちらのお店にはいくつかの白茶の商品がありますが、今回お勧めするのは「WINTER WHITE EARL GRAY」。白茶のやさしい味わいに心地よいアールグレーフレーバーが施されていますが、そのブレンドが絶妙で、とても上品なお茶に仕上がっています。一口飲むとほっと心を和ませてくれるような味わい。自分で飲んでもいいし、プレゼントにしても喜ばれる一品だと思います。
「バスタイムを豪華にする白茶」 from LONDON
白茶とスイカズラの組み合わせ。パープルのボトルが素敵。
仕事で疲れて帰った夜や特別な日に、こんな香りにゆっくり包まれたらとっても癒されそうですよね。ボトルも綺麗だし、抗酸化作用もありとくれば、女性ならなんだか気になってしまうアイテムです。このシリーズには他に香水とハンドクリームもあります。
フランスとデンマークから「夏に最高!スパークリング白茶2種」
ワイン(左)はデンマーク産、スパークリングティー(右)はフランス産です。SILVER NEEDLE は銀の針、白毫銀針の意味ですね。
ワインの方はシャルドネ種と「白毫銀針」をブレンドしたもので、白ワインに白茶のアクセントが上手にブレンドされた大人な商品。いいですよね!中国茶が好き、でもワインも好き、そんな方には興味深々ですよね。
もう一つはアルコールが苦手な方にもOKの、ノンアルコールスパークリングティーです。炭酸と「白毫銀針」にアップルジュースの甘さが美味しい一本。これならお子さんと一緒でも、車で出かけた時でも大丈夫。これからの夏、パーティーに使ってもいいですし、贈り物にすればちょっとだけ中国茶好きってこともアピールできそうな素敵なアイテムです。
如何でしたか?白茶の新しい一面にちょっとびっくりしますよね。
現代でもその効果が注目される白茶ですが、中国では昔から「白茶は、一年目はお茶、三年経てば薬、七年経てば宝になる」と言われているお茶なんです。
本物の白茶をじっくり飲むもよし、時にはスタイリッシュに華やかに白茶を楽しむも良し、中国茶の楽しみ方、まだまだ沢山ありますね。