雨の日でもランニングは楽しめる?
毎日ランニングやを楽しみたいけど、天候によって走るのを諦めるときがある。そんな方は、おそらくとても多いことでしょう。雨が降ればスポーツジムのトレッドミルで走ったり、筋トレなどを行ったり。しかし、連日雨ともなれば、走りたくてウズウズしてくるのではないでしょうか。誤解してほしくないのは、「雨=走れない」というわけではないということ。私は雨でも「シャワーラン」と称して走りますし、特にウルトラマラソンなどではレース途中で雨が降りだすことが少なくありません。しっかり準備して出かければ、意外に雨でも楽しく走れてしまうものです。そこで、できるだけ快適に「シャワーラン」を楽しめるよう、いくつかおすすめの方法をご紹介します。
雨の日のランニングで準備したいサンバイザー・帽子・サングラス
感じ方は人それぞれですが、「顔が濡れる」と走りづらく感じる方が多いようです。また、雨で視界が悪ければ、人との接触など危険も増してしまうでしょう。雨の日は、できるだけ人や自転車、車などが通らないコースを選ぶのがおすすめですが、「視界を保つ」ための対策も重要です。視界を保つには、顔を雨による濡れから守ること。そのために有効なのが、「サンバイザー」「帽子」「サングラス」です。サングラスについては、むしろ視界が暗くなるように思われる方がいるでしょうが、サングラスにもいろいろな種類があります。雨の日は、透明あるいは黄色などのレンズを使用することで、むしろ目の前が見えやすくなります。複数のレンズを入れ替えられるサングラスも売っていますので、1つ持っておくと便利かもしれません。
サンバイザーと帽子は、どちらを選ぶか好みが分かれるところでしょう。ちなみに、私はサンバイザー派。理由としては、「風で飛びにくい」からです。種類によるものの、帽子より深い位置でしっかり装着できるため、台風でも飛びません。帽子は、どうしても頭囲による締め付けの限界があるためです。
雨の日のランニングで準備したい、体の濡れを防ぐウェア
温かい日なら私はあまり気にせずTシャツで走ってしまいますが、雨に濡れればウェアは肌に張り付きます。また、女性ならば下着のラインなどが気になってしまうことでしょう。身体が濡れないためには、防水仕様のウェアを着ることが有効です。たとえ荷物を背負っていても、小さなバックパックならウェアを上に着ることができるため濡れません。少し暑くなりますが、シェルウェアなど薄手のものなら大丈夫でしょう。胴体だけ防げば良いなら、腕まくりしてしまうのもおすすめです。
もちろん、わざわざ雨対策のためだけに、シェルウェアを購入するのは避けたい人もいるでしょう。それなら、ランニングポンチョや市販の雨合羽などでも代用できます。ただし、通気性は低く、大きなサイズだと、風を受けて走りにくいかもしれません。脇の下をはじめ、雨が入り込みにくい部分に小さな穴を開けておくなど、考えてみてください。
尚、肌の濡れが気になる方は、防水クリームを塗る方法もあります。ワセリンでもある程度の撥水性が生まれるので、気になる方は試してみましょう。
雨の日のランニングで準備したいシューズカバーやシューズ
強雨では、靴だけでなく、靴下まで濡れてしまいます。そこで注意したいのが、靴ずれやマメです。濡れた靴下による摩擦、そして、ふやけた肌によって起こりやすくなります。靴下には防水仕様のものがあるので、場合によっては利用を検討してみてください。あるいは、防水のシューズカバーを用いる方法もあります。シューズカバーは、ビニール袋に足を入れて足首で止め、靴底部分だけ穴を開けてソールを出すと類似効果が期待できるでしょう。ただし、水たまりに入らなければ、よほどの豪雨でない限り、シューズは濡れないものです。シューズ内で足がずれないよう、靴紐でしっかりホールドすれば、そこまで問題になることはないでしょう。
余談ではありますが、私は雨の日にワラーチという履物で走っています。そもそも濡れるシューズや靴下がありませんから、とても快適です。いきなり走ると、怪我に繋がる恐れがありますが、ご興味のある方は、これを機にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
気温や天候は、誰にも100%予測することができません。だからこそ、できるだけさまざまな環境で走り慣れておくことも、楽しく走る、あるいは記録を出していくうえで大切ではないでしょうか。注意したいのは、雨に濡れた路面は滑りやすいということ。特に下り坂は、スピードの出し過ぎによる転倒に気をつけましょう。また、どうしても視界は晴天に比べて悪くなりますので、周囲への気配りも忘れずに。
気温の高い日ならむしろ雨が心地よく、いつも以上に快適なランニングが楽しめるかもしれません。ご紹介した方法を参考に、雨を受けて走る「シャワーラン」に是非とも取り組んでみてはいかがでしょうか。
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