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たけのこの皮むき、どこまでむけばいい? 剥き方と食べ方を解説

たけのこの皮は、むけばむくほど過食部が小さくなっていくため、どこまで皮むきしていいのか、と疑問に思ったことはありませんか?実は、むけるところまでむいてもいいものです!たけのこの断面図をみながら、あく抜き、皮のむき方、茹で方、食べ方を解説します。

江戸野 陽子

執筆者:江戸野 陽子

毎日の野菜・フルーツレシピガイド

たけのこの皮むき、どこまでむけばいい? 剥き方と食べ方を解説

所要時間:60分以上

カテゴリー:サブのおかず和え物

たけのこの皮むき、茹で方、食べ方について解説!

皮つきたけのこ(筍)をアク抜きしたら、次のステップは皮むきです。この皮むきが意外と曲者で、どこまでむいていいものか、と思ったことはありませんか?

というのも、たけのこのガッシリとした皮をむいていくと、むけばむくほどたけのこが小さくなっていくため、こんなにむいてもいいものか、と不安を覚えるからです。

そこで今回は、たけのこのむき方(剥き方)に注目。アク抜きの手順、皮むきの仕方、部位ごとの食べ方について解説します。
 

たけのこ(筍)の皮のむき方の材料(小さめ2本)

たけのこのアク抜き
たけのこ皮つき 2本
ぬか1~2カップ
4L(目安量です)
赤唐辛子2~3本
水の量は鍋の大きさにもよります。鍋にたけのこを入れて、水を注いだとき、たけのこがしっかり浸かる量があればOKです。

たけのこ(筍)の皮のむき方の作り方・手順

たけのこの皮をむく

1たけのこを切る

たけのこの泥汚れを落としたら、たけのこの頭の部分を斜めに切り落とし、胴体に縦の切れ目を入れて、火が通りやすいようにしてあげます。<br />
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たけのこが大きすぎて、鍋に入らない場合は、皮を数枚むいたり、たけのこ自体を半分に切っても大丈夫です。<br />
たけのこの泥汚れを落としたら、たけのこの頭の部分を斜めに切り落とし、胴体に縦の切れ目を入れて、火が通りやすいようにしてあげます。

たけのこが大きすぎて、鍋に入らない場合は、皮を数枚むいたり、たけのこ自体を半分に切っても大丈夫です。

2たけのこをゆでる

たけのこを大きい鍋に入れ、かぶるくらいの水、米ぬか、唐辛子を入れて火にかけます。<br />
浮いてきてしまうので、皿などで重石をし、沸騰する直前くらいで火を弱め、30~60分ゆでます。小さいものや、鮮度のよいものなら30分ほどで火が通ります。<br />
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たけのこを大きい鍋に入れ、かぶるくらいの水、米ぬか、唐辛子を入れて火にかけます。
浮いてきてしまうので、皿などで重石をし、沸騰する直前くらいで火を弱め、30~60分ゆでます。小さいものや、鮮度のよいものなら30分ほどで火が通ります。

3たけのこを冷ます

根元の固い部分に、箸がスッと通れば火が通っています。そのまま煮汁ごと冷まします。<br />
鍋の大きさにもよりますが3時間くらいで冷めますが、1晩ほど放置しても大丈夫です。<br />
根元の固い部分に、箸がスッと通れば火が通っています。そのまま煮汁ごと冷まします。
鍋の大きさにもよりますが3時間くらいで冷めますが、1晩ほど放置しても大丈夫です。

4たけのこをむく

たけのこについた米ぬかを粗い落とし、皮を一枚ずつはがします。<br />
切れ込みに指をかけると、まとめて数枚はがせます。はがせるところは、全てはがします。芯に近い部分の柔らかな皮は食べられるので、とっておきます。<br />
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根元のぶつぶつは、根の名残です。えぐみが強い場合があるので、包丁などで削ぎ落してもよいです。鮮度のよいたけのこは、えぐみがないので、そのままでも◎です。<br />
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たけのこについた米ぬかを粗い落とし、皮を一枚ずつはがします。
切れ込みに指をかけると、まとめて数枚はがせます。はがせるところは、全てはがします。芯に近い部分の柔らかな皮は食べられるので、とっておきます。

根元のぶつぶつは、根の名残です。えぐみが強い場合があるので、包丁などで削ぎ落してもよいです。鮮度のよいたけのこは、えぐみがないので、そのままでも◎です。

5たけのこ断面図

縦の断面図を見ると、皮とたけのこの可食部の境界が分かりやすくなっています。<br />
最初は茶色い毛のついた皮、この茶色がだんだんと薄れてきて、黄色くなっていきます。芯に近い部分は、繊維質のない柔らかな皮(姫皮)になっています。
縦の断面図を見ると、皮とたけのこの可食部の境界が分かりやすくなっています。
最初は茶色い毛のついた皮、この茶色がだんだんと薄れてきて、黄色くなっていきます。芯に近い部分は、繊維質のない柔らかな皮(姫皮)になっています。

6たけのこの皮をむいた後

縦割りの状態で皮をむくと、このような状態になります。<br />
芽に近い部分は、姫皮と呼ばれ、うすくて柔らかい部分です。手でむいて、1枚1枚はがして、汁ものの具、和え物、刺身などにしていただきます。<br />
根元の固い部分は炒め物や煮物に。<br />
真ん中の柔らかい部分は、サラダや焼き物にするのがおすすめです。<br />
縦割りの状態で皮をむくと、このような状態になります。
芽に近い部分は、姫皮と呼ばれ、うすくて柔らかい部分です。手でむいて、1枚1枚はがして、汁ものの具、和え物、刺身などにしていただきます。
根元の固い部分は炒め物や煮物に。
真ん中の柔らかい部分は、サラダや焼き物にするのがおすすめです。

7焼きたけのこ

穂先の柔らかい部分が手に入ったなら、ぜひグリルしてみてください。香ばしいおいしさがおすすめです。<br />
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穂先の柔らかい部分が手に入ったなら、ぜひグリルしてみてください。香ばしいおいしさがおすすめです。
 

8たけのこご飯

どの部位を使ってもおいしく作れるたけのこご飯。千切りになので食べやすく、口いっぱいにたけのこが広がります!<br />
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どの部位を使ってもおいしく作れるたけのこご飯。千切りになので食べやすく、口いっぱいにたけのこが広がります!
 
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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