重曹と熱湯で簡単アク抜き
春になると山などに自生するわらび。深緑色の長い茎の先に、ふわふわとした葉を持つ春の山菜です。自分で採る人もいれば、買ってくる人もいるのではないでしょうか。そのままだと、山菜特有のアクとえぐみがあるため食べられないので、アク抜きは必須。ここではステップごとに解説しましょう。わらびのアク抜きに必要なのは、重曹と熱湯です。一晩かかりますが、アク抜きした新鮮なわらびは、ヌメッとしたとろみと、サクッとした歯ごたえがあって絶品です。茎の部分はおひたしに、葉の部分は味噌和えにしてみてください。春の香りが口いっぱいに広がります。
わらびの下ごしらえの材料(わらび200g分)
わらびの下ごしらえの作り方・手順
わらびの下ごしらえ
1:根元に重曹をつける

わらびの根元を切り落とし、重曹を小皿に入れて、切り口に重曹をつける。
2:全体に重曹をふりかける

わらびを並べられるくらい大きな鍋に、わらびを入れ、残りの重曹をふりかけます。
3:熱湯を入れる

わらびが浸るくらいまで熱湯を注ぎいれます。
煮てしまうと、繊維が柔らかくなりすぎたり、溶けたりしてしまうので熱湯を注いでいます。水から煮てもよいのですが、その場合は、沸騰したらすぐ火を止めます。
煮てしまうと、繊維が柔らかくなりすぎたり、溶けたりしてしまうので熱湯を注いでいます。水から煮てもよいのですが、その場合は、沸騰したらすぐ火を止めます。
4:落し蓋をして冷ます

わらびが浮いてこないように落し蓋をし、そのまま1晩冷まします。一晩経つと、水が緑色になっています。
5:水洗い

わらびをよく水洗いして、下ごしらえ完了。そのまま料理に使えます。すぐ使わない場合は、水と一緒に容器や密閉袋に入れておきます。1日ごとに水を替えて、1週間ほどで食べきるようにしましょう。
わらびの食べ方例
6:わらびのお浸し

わらびの葉と茎の固い部分を切り落とし、5cmほどに切りそろえます。
器に盛り付けたら、かつおぶしをのせて、だし醤油をかけていただきます。だし醤油に漬けても◎。
茎は味噌和えに使います。
器に盛り付けたら、かつおぶしをのせて、だし醤油をかけていただきます。だし醤油に漬けても◎。
茎は味噌和えに使います。
7:わらびの味噌和え

わらびの茎の固い部分を細かく刻みます。フライパンにごま油を熱し、わらびを1分ほど炒め、白ごま、鰹節、味噌を加えて混ぜ合わせます。
白いご飯にのせたり、おにぎりの具にしていただきます。
わらびがぬめりますが、気にせず炒めます。
白いご飯にのせたり、おにぎりの具にしていただきます。
わらびがぬめりますが、気にせず炒めます。