ワット・プーへの道
11世紀に建築された62×42mほどの寺院跡、北神殿。左に見えるのがカオ山だ
放し飼いされているウシと、背後にカオ山。角があるのが水牛だ。タオタオ遺跡近くにて
パクセは直線距離でビエンチャンの南東470kmほど。ビエンチャンから飛行で1~1.5時間、バスで10~13時間程度。ワット・プーがあるのはチャムパーサック近郊で、パクセからチャムパーサックへはバスで約1時間。
■周辺の世界遺産
ワニの石。右側を頭に腹ばいになっているらしい。ここで生贄の儀式が行われたともいわれる
パクセはタイ・カンボジア国境に近く、ベトナムも遠くない。パクセからはカンボジアのシェムリアップやベトナムのフエ、ダナンなどにバスが出ているので、陸路国境を抜けるバックパッカーも多い(シェムリアップへのチケットを売っているが、乗り換えは必要)。
シェムリアップが起点なら「アンコール」「プレア・ヴィヘア寺院」が近いし、 フエが起点なら「フエの建造物群」「古都ホイアン」「ミーソン聖域」「フォンニャ-ケバン国立公園」に訪問可能だ。
ワット・プーのベストシーズン
楼門跡から歩廊を眺める。中央奥や手前左右の木はすべてチャンパー。左右にはナーガ像、右上にはカオ山が見える
雨季は5~10月で、月間降水量がゆうに400mmを超える月もある(東京でもっとも雨が多い月で200mm強)。一般的には盛暑の3~5月と雨季を避けた乾季がベストシーズンとされる。
世界遺産基本データ&リンク
北宮殿の連子窓から南宮殿を眺める。この種の連子窓はアンコールでよく見かけられる
ナーガと呼ばれる竜族の王ムチャリンダ像。釈迦が悟りを開いてブッダになる瞑想の間、釈迦を守りつづけた
登録名称:チャムパーサック県の文化的景観にあるワット・プーと関連古代遺産群
Vat Phou and Associated Ancient Settlements within the Champasak Cultural Landscape
国名:ラオス人民民主共和国
登録年と登録基準:2001年、文化遺産(iii)(iv)(vi)
【関連サイト】
- ルアン・パバンの町/ラオス
- フエの建造物群/ベトナム
- フォンニャ-ケバン国立公園/ベトナム
- 古都ホイアン/ベトナム
- アンコール/カンボジア
- プレア・ヴィヒア寺院/カンボジア
- VAT PHU-CHAMPASAK-LAOS(ワット・プーの公式サイト。英語/フランス語/ラオス語)
- ラオス情報文化観光省(日本語公式サイト)