「将来、こうなりたい」というエンジン
”将来、こうなりたい”というビジョンはキャリア開発のエンジンです
現役大リーガーのイチロー選手は小学校時の作文で、一流のプロ野球選手になることを志し、そのために人一倍の努力をしていることを書いています。どんな分野であれ、一流と呼ばれる人は、あるタイミングで志を持ち、その実現のために全エネルギーを注ぎ、コツコツと努力していくことでステップアップしていきます。
もちろん、なかなか結果が出ないような踊り場を何回も経験し、諦めず継続して努力をしているのです。コアコンピテンス経営のように、全知全能型のリーダーを目指すのではなく、限られた時間、”選択と集中”を自分のキャリア開発において実行されています。
大方は途中で諦めてしまうものです。三流レベルから二流レベルに、そして、一流レベルにまで辿り着くには何が必要か。そのキーワードは”覚悟”です。
”覚悟”とは他の選択肢を置かず、退路を断つということです。確かに、ある時点で自分自身と自己対峙をして、生きる道を決めた人は強いものがあります。
ガイドの元同僚、記事「キャリアインタビュー~歴史小説家・伊東潤氏~」の伊東潤さん、記事「プロフェッショナル・コネクター 勝屋久さん」の勝屋久さんは象徴的なサクセスパーソンです。
人生軸で考えた場合、この未来へのエンジンは20代、30代のビジネスパーソンにとって極めて重要なものです。どういうジャンルでもそうですが、ビジョン・志をぶれずに明確に持っている人は強いもの。結果的に会社の中でも相応のポジションに就かれている方が実に多いものです。