ビジョンとは何か?

手帳はビジョンや戦略を練る最も身近なツールです
「ビジョン」と言う言葉を皆さんはどのように捉えますか? 方向性や夢、ロマンなど、伺ってみると様々です。明確な定義はないのですが、「自分のありたい姿(理想像・目的地)を具体的にイメージすること」と考えて下さい。

ライフプランは自分の人生のステージにおいてのイベント、就職、結婚、子育て、昇進、転勤、定年等のプランを指しますので、将来における理想像であるビジョンとは少々異なります。

では、どのくらい先に照準をあてるといいのでしょうか? ドックイヤー、マウスイヤーと言われる今日、30年、50年先を読むことは現実的に不可能。中長期の未来として、10年後が妥当でしょう。

ビジョンとゴールの違い

ビジョンをイメージしていく際、心がけるポイントは具体性。抽象的なものでは時間の無駄遣いとなります。なぜなら、次の戦略を描くことができないからです。戦略が描けなければ、ビジョンを実現することはできません。

では、皆さんはビジョンとゴールの違いは何かわかりますか? 少し考えてみて下さい。ゴールは「目標」です。つまり、ビジョンに数字を加えたものがゴール。

ゴール(目標、目的地)=ビジョン(ありたい姿)+数字

ビジョンに数字を付け加えたものがゴールです。ビジョンは定性的なもの、ゴールは定量的なものです。日産自動車のゴーンCEOは90年代後半、苦境に立たされていたこの会社に企業再生のプロとして舵取りを任されたのですが、定量的な目標設定をすることが戦略、アクションプランに繋がると考え、企業文化を変革していきました。

彼は企業再生計画を策定し、目標に辿り着くための道筋と期限を考え、社員一同、愚直に行動し続けた結果、今のような形に再生したのです。

つまり、皆さんもビジョンをイメージする際、定性的にではなく定量的にイメージしていくことが求められるのです。視覚的で明確なイメージであればあるほど、実現の可能性が高くなると考えましょう。

例えば、生活が不規則でメタボリック症候群に陥り、現在72キロとします。1年後の理想像を体重60キロに設定します。このように定量的に表現すれば、アクションプランが立てやすくなります。1年で12キロの減量なので、月1キロ落とすことが目標になります。歩数計で毎日1万歩、夜10時以降の飲食はしない、ゆっくり食べる習慣をつけるなど、計画・実行に移し、習慣化できるかどうかです。