美容成分知名度No.1のコラーゲン
美容成分と言えば、コラーゲンが一番に頭に浮かぶ方が多いと思います。しかし、美容業界でも年々新しい成分が生まれ、コラーゲンの一人勝ちという状況も、今は昔。とはいえ「コラーゲン=美容」という圧倒的な認知度を誇るだけでなく、実際に毎年発表される健康食品としての人気素材ランキングには、必ずベスト5には入っている安定した人気があるのも事実です。コラーゲンはお肌にいい?
コラーゲンの必要性
実際にコラーゲンは、体内に存在するもの。その正体はたんぱく質の一種で、アミノ酸が結合してできています。肌の内側や真皮の繊維は、実に9割がコラーゲンでできているのです。人間の体はおよそ2割がたんぱく質と言われていますが、実にそのたんぱく質の3分の1はコラーゲンなのです。また、その使われる部位により、コラーゲンは型により合計で19種類もの種類に分類されています。赤ちゃんの頃の潤いがほしい・・・
そんな体に欠かせないコラーゲンですが、年齢とともに減少すると言われています。コラーゲンは20歳代までが最も多く体内に存在していますが、特に35歳を境にその量はガクン!と低下。40代になるとピーク時より半減してしまうとか。
コラーゲンが減少すると、肌の水分量が不足し乾燥してカサカサの肌や髪になってしまいます。また、シワやたるみの原因になる他、関節痛の原因、さらに、骨粗しょう症にもなりかねません。そのため、外から積極的に摂取すべきなのです。
注目すべきは吸収性
コラーゲン以外にも様々な新しい美容成分が人気を集めていますが、実際のところコラーゲンに効果は期待できるのでしょうか?コラーゲンには主に「動物性コラーゲン」と「海洋性コラーゲン」の2種類があります。動物性のものには豚や鳥、海洋性のものにはふかひれやすっぽんなど、海の生物から抽出されるものとされています。動物性のコラーゲンは、熱に強いのが特徴の一つ。そのため、加工食品などに使用するのが向いています。
サメにはコラーゲンが豊富!
一方で海洋性コラーゲンは熱に弱いのですが、動物性に比べると吸収性が高く、実感しやすい傾向にあります。コラーゲンをより吸収しやすくするために低分子化したもの(ペプチド)を商品化したり、様々な成分と組み合わせたコラーゲンドリンクやサプリメントなども多く発売されています。
コラーゲンは分子が大きいのでそのまま吸収されず、アミノ酸に分解されてから再合成されるため、吸収されやすい状態で摂るということがとても大切です。