アンチエイジング/アンチエイジングと食べ物

美肌と若返りのハーブ「パクチー」の実力(2ページ目)

古代から世界中で食用と薬用として、愛用され続けているパクチー(コリアンダー、シャンツァイ)には、美肌成分と細胞の老化を防ぐ抗酸化力が高く、アンチエイジング食材としてぜひ食事に取り入れたいアイテムです。パクチーのアンチエイジング食材としての実力と、簡単に食事に取り入れられる方法を、パクチー大好きガイドが紹介します。

宇山 恵風

執筆者:宇山 恵風

アンチエイジングガイド


肌ダメージを修復して紫外線からも保護

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いつもの食事に載せるだけなので、ネギ感覚でパクチーを楽しんで、肌を老化から守りましょう!

実際に最近の韓国の研究で、パクチーが肌の表面の細胞を保護・修復すること、さらに紫外線ダメージから肌を守ってくれることが明らかになっています。研究では、パクチーが皮膚の表面にある角化細胞(ケラチノサイト)が負ったダメージを修復して、さらにさまざまな酸化ストレスから肌を保護する働きがあることがわかりました(1)。

これはパクチーが持つ抗酸化力によって、酸化ダメージに対するケラチノサイトの防御力が高まるためと分析されています。別の研究では、パクチーが紫外線B波による肌のダメージを修復して、肌の光老化を防ぐ働きがあることが報告されています(2)。


不安、不眠を改善、苦手な人もときどき挑戦を

あ

ガイドも20代まではパクチーが苦手でしたが、パクチーのアンチエイジング力を知り、大好きになりました。写真は九十九ラーメン名物「パクチーラーメン」

美肌効果だけではなく、パクチーの香りに、脳や神経を刺激して、不安を和らげて、睡眠の質を改善する働きがあることも明らかになっています(3)(4)。「独特の香りが苦手!」という方もいますが、その気持ちもわからないではありません。日本語名はカメムシソウで、カメムシの強烈なニオイに似ていることが名前の由来です。

ガイドもパクチーを食べられるようになったのは、30代を過ぎてから、そのアンチエイジング効果を知り、「パクチーを食べれば美肌になれる、若返る!」と条件反射のように思い出すようになったら、あっという間に大好物になりました。パクチー苦手……という方も、ぜひ食わず嫌いにならず、ときどき挑戦してみてください。

次ページでは「パクチー嫌いの人にもオススメの食べ方」について紹介します。
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