「ご栄転おめでとうございます」異動・昇格祝いのメール
昇格・昇進する人がいたら、お祝いメールを送りましょう。吉報が届く前によく使うフレーズやNGワードをおさえておけば安心です。
<目次>
異動・昇進のお祝いメールを送るタイミングは?
人事異動の知らせは、本人から直接連絡が届くほか、誰かが知らせてくれる場合もあります。本人から「異動挨拶メール」が来れば問題ないですが、他の人が知らせてくれたなら、周囲の方に事実をきちんと確認します。内示の段階なのに社外へ情報が漏れてはいけません。「正式な発令が出たら真っ先にメールを送る」ことを心掛けましょう。「ご栄転」の一言を添える
ぜひ使ってほしい言葉があります。それは「ご栄転」です。「ご栄転」の意味は、今までより高い地位、役職に就くことです。また、転任をいう尊敬語としても用います。よって、次のような人に対して使うことができます。- 昇格する人:担当格から主任へ、課長から部長へ
- 職場が変わる人:東京本社から大阪支店へ、総務部から営業部へ
つまり、たとえ役職がつかなくても、職場が変われば「ご栄転」を使うことができます。
お祝いメールは「見習いたいところ」を具体的に
「ご栄転おめでとうございます」のほかには、何と書いたらよいのでしょう。文例を丸写しするより、相手がもっと喜ぶことがあります。それは、相手の仕事ぶりについて「見習いたい」「尊敬する」点を具体的に書くことです。喜ばしい内容のときは少し大げさに書いてもかまいません。おめでとうの気持ちが伝わる文例
それでは、さっそく「おめでとう」の気持ちが伝わる、昇進祝いメールの文例を紹介します。件名:課長代理就任のお祝い
□□株式会社
〇〇様
いつも大変お世話になっております。
△△社の鈴木でございます。
このたびはご栄転おめでとうございます。
4月より課長代理に昇格なさいますとのこと、●●様より伺いました。
心よりお祝い申しあげます。
○○様には、お取引先というよりも直属上司のような畏敬の念を抱いておりました。
(※畏敬:「心から敬う」という意味)
スピーティで丁寧なお仕事ぶり、私のような若輩者にまで心配りくださる優しさ。
いつもロールモデルにしています。
今後も益々ご活躍なさいますよう祈念しております。
上司の宮田をはじめ社員一同、吉報に大変喜んでおりますので、まずはメールでお祝い申しあげます。
△△株式会社
鈴木
Tel:03-XXXX-XXXX
残念な昇進祝いメールと修正例
続いて、残念なメールを紹介します。左遷かもしれませんが、人生いろいろです。
きっとまたいいことがありますよ(^◇^)
励ましのつもりでも逆効果。それどころか修復できない関係になってしまいます。左遷のような状況の方であったら、次のような表現がおすすめです。
●●様に白羽の矢が立ったのでしょう。どうか新天地におかれましても手腕を発揮されますよう祈念しております。
(※白羽の矢が立つ:「多くの中から選び出される」という意味がある)
今後はますます重責を担われ、業務多忙の日々を送られることでしょう。くれぐれもお体を大切に、そしてご活躍くださいませ。
一生忘れないメールになる
企業に勤めていた時、私も何度か異動を経験しました。正直がっかりした発令もあります。でも、ある人が真っ先に「ご栄転おめでとう! あなたに白羽の矢が立ったのですね」とお祝いメールをくれました。その言葉にどんなに救われたことでしょう。今でも感謝の気持ちでいっぱいです。自分のことのように相手を祝うメール、あなたも送ってみませんか?贈り物を送る時には周囲に配慮を
昇進や昇格は、日ごろお世話になっている人へ感謝の気持ちを表す良い機会でもあります。メールでのお祝い以外に贈り物の検討をする人もいることでしょう。ですが、異動の場合は本人が望まない形であることもあるので、贈り物をしようと考えている時には十分に配慮しましょう。また、職場の人間関係も無視できないので、周囲の人への気配りも忘れないようにしましょう。【関連記事】