脚の美しさを長さや太さだけで決めていませんか?
脚の美しさは長さや太さだけ?
美しい脚は誰もが憧れるものですが、ただ細ければ良いというものではありません。内もも、外もも、脚の前後の筋バランスなど正しい骨の位置や筋肉の付き方などで、脚の長さや太さだけではない美しさが加わっていきます。
今回は特に弱くなりやすい内ももと、それに繋がる骨盤底筋群を働かせ、美しいレッグラインをつくる土台を作っていきましょう。寝たまますぐに始められる、「ピロースクイズ」と「レッグスライド」の動きで意識を高めていきます。
まずはピロー(枕)を挟むように、内ももと骨盤底の筋肉を意識して使う「ピロースクイズ」からご紹介していきます。(写真は少し空気を抜いたミニボールを使っていますが、ピローやバスタオル、クッションなどでも行えます。)
ピロースクイズで内ももと骨盤底の繋がりを感じてみましょう
体のセンターラインを意識しましょう
1. 膝を曲げて脚を立てた仰向けになり、手を楽な位置に置きます。上半身は背骨を床に長くして置き、頭の位置もセンターラインに安定させます。頭頂の真ん中と左右の足の間にラインを作り、繋げるように左右バランスをとりましょう。
坐骨から膝のラインでボールを潰すように
2. かかと同士を軽く付け、閉じた脚の膝の間にミニボールを挟んだら、息を吸って吐きながらボールを潰すようにし、骨盤底筋群(骨盤底の筋肉)や内ももを使いましょう。息を吸いながら戻し、5回繰り返します。
お尻にある左右の坐骨から、膝までの内もも全体を使うことでより効果的にエクササイズができます。ボールが無い場合はバスタオルやクッションなどを使い、それを意識を向けて潰す感覚を練習してみて下さい。
では次に股関節や膝関節をスムーズに動かし、正しく脚の関節を使う練習にもなる「レッグスライド」をご紹介します。
「レッグスライド」で股関節や膝関節を正しく動かす練習を!
体のセンターラインを意識しましょう
1. 膝を曲げて立てた脚の仰向けになり、脚は腰幅くらいに開けておきます。上半身も背骨を床に長くしておくつもりで、頭の位置もセンターラインに置きましょう。頭頂と左右の足の間にラインを作り、繋げるように左右バランスをとりましょう。
立てている脚は安定を保ちましょう
2. 息を吸って吐きながら、骨盤を安定させたまま、片足を床で滑らせ長くしましょう。足を動かす時足幅を変えず、骨盤がグラつくことなく動かすようにします。肩周りや胸周りは緊張を解いてリラックスさせておきましょう。左右交互に5回ずつ行います。
美しいレッグラインを作るためには正しい骨の位置や、筋肉のバランスが大切になります。また安定よく骨の位置が決まると、関節に負担をかけず元気に動ける機能的な体に繋がります。毎日の少しずつのエクササイズの積み重ねで意識を高め、美脚ラインを作っていきましょう。