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飛行機でメイクは落とす?長時間フライトでも機内で快適に過ごすコツ

飛行機に乗るときはメイクはしたまま? 化粧は落とすべき? 長時間フライトで飛行機から降りたらお肌や髪の乾燥で愕然としたことはありませんか? ここではCAが実践する、乾燥対策や機内でも疲れず知らず、快適に過ごすコツをお届けいたします。

清水 裕美子

執筆者:清水 裕美子

スキンケア・コスメガイド

飛行機でメイクは落とすべき? 乾燥対策や機内で快適に過ごすコツ

機内でもうるうる肌をキープ

機内でもうるうる肌をキープ

「旅行は大好きだけど飛行機は苦手」という方はいませんか。せっかく楽しみにしていた旅行も飛行機の中で疲れてしまい到着したときには身体がだるいという声もよく耳にします。確かに機内は気圧が低く、極度に乾燥していて、さらに狭い座席で長時間過ごさなければならないという特殊な環境。身体が疲れるのも無理ありません。

そこで参考になるのがCA(キャビンアテンダント)。毎日このような特殊な環境で仕事をしながら健康、美容を保っているのには理由があります。ここではそんなCA直伝の機内で疲れずに快適に過ごすコツを美容編、飲食編、服装編、睡眠編に分けてお伝えしていきます。「飛行機に乗ると身体が疲れてしまう」という方もこれを参考にすれば機内の時間がグンと快適になること間違いなし。

今回は、美容編をお伝えいたします。飛行機から降りたらお肌がガビガビ、髪もパサパサ、出発前とか別人のように疲れた姿になってしまったという経験をされたかたも多いはず。ここではそんな事態を防ぐため、機内でできるCA直伝の美容対策をお伝えいたします。    

飛行機の中で化粧はいつ落とす? 機内でのメイクオフと保湿の方法

お化粧を落とすベストタイミングは?

お化粧を落とすベストタイミングは?

お客様からとても質問が多いのが、飛行機に乗るときはお化粧を落とした方がいいのかということ。国内線など1~2時間程度ならお化粧したままでもあまり問題はないのですが、ハワイなどの海外旅行で機内泊を要する長時間フライトで、機内で睡眠をとるような場合はやはりお化粧を落としてから眠った方がお肌への負担が軽くてすみます。

もし機内でお化粧を落とす場合は、一回目の食事の後がおすすめ。離陸してから食事が終わるまでは何かとバタバタするので、お化粧を落としている最中にドリンクやお食事が来てしまったりテーブル上がごちゃごちゃしてしまうなどして落ち着きません。お食事が終わってひと段落したところでゆっくりクレンジング&スキンケアを行いましょう。食事の後は睡眠タイムに向けて機内の照明も徐々に暗くなっていくことが多いのですっぴんでもあまり目立ちません。

また、機内のシンクは小さくて洗顔するには大変です。洗い残しを防ぐという点でも洗顔シートやメイク落としシートといった拭き取りタイプのクレンジングを使用するのがおすすめです。コットンに含ませ拭き取るだけでクレンジング、洗顔、化粧水まで終了するクレンジング化粧水も種類が豊富にでてきているので、そのようなものを選べば座席に座ったままお化粧落としを完了することができます。

その後は美容液、クリームなどでたっぷり保湿してあげましょう。フライト中乾燥が気になった際にはクリームだけを塗るのではなく、まず化粧水で水分を満たしたからクリームなどで蓋をしてあげるようにすることで潤い感が格段に変わってきます。
 

機内では目元の化粧&コンタクトレンズもはずして、目に休息を!

コンタクトレンズを付けている方も一回目の食事の後のこのタイミングで外すことをおすすめします。機内の乾燥でコンタクトがカピカピになるのを防ぐことができます。コンタクトをしたまま寝ることは目に大変負担になるので絶対に避けましょう。

また、水で洗顔できない分、クレンジング化粧水を綿棒に含ませて目の際や粘膜のあたりに残ったアイメイクの汚れもしっかりオフしてあげましょう。
 

飛行機の長時間フライトは砂漠以上に乾燥している! 肌の保湿対策は?

砂漠並みに乾燥した機内では肌がカピカピに!

砂漠並みに乾燥した機内では肌がカピカピに!

機内で最もつらいことの一つが乾燥ではないでしょうか。美肌に良いとされる湿度は60~65%程度と言われていますが、機内の湿度は20%以下。ハワイなどの海外旅行で機内泊を要する長時間フライトになると、さらに下がり10%以下になることも。砂漠の湿度は20%程度と言われているので、機内は砂漠以上にかんそうしているということになります。

そんな機内で地上と同じように過ごしていれば飛行機を降りたときに肌がカピカピになってしまって当然です。ここでは極度の乾燥状態の機内でも潤いをキープするための方法を3つご紹介します。
 

お肌の乾燥対策1:おしぼりでアナログ保湿

湿度を上げるといえば加湿器ですが、機内持ち込み荷物はなるべく小さく抑えたいもの。そこでおすすめなのがおしぼりを使ったアナログ加湿。機内で配られるおしぼりをぬるま湯で濡らして軽く絞り座席のテーブルなどにかけておくと水分が蒸発して湿度を上げてくれます。

CAの中には休憩中に濡らしたおしぼりを顔にのせて保湿している人も。
たっぷり濡らしたおしぼりもあっという間にカラカラに乾燥してびっくりするはずです。
 

お肌の乾燥対策2:大きめマスクでスチームエステ状態に

大きめマスクでスチームエステ状態に

大きめマスクでスチームエステ状態に

機内でクリームやオイルで顔の保湿をする人は多いと思いますが、その時にぜひ取り入れていただきたいのがマスク。自分の息の蒸気でスチーム状態になるのでクリームや蒸気がグングン浸透していきます。目の下まですっぽり覆える大きめマスクがおすすめです。さらにアロマを一滴垂らせばアロマスチーム状態に。喉の乾燥にも効くおすすめワザです。
 

髪の毛のパサパサ乾燥対策には

機内では髪の乾燥対策も

機内では髪の乾燥対策も

肌と同様、機内で乾燥して困るのが髪の毛。乾燥した機内では髪の毛の水分もどんどん蒸発し奪われていきます。そのため乾燥してあほ毛が目立ってしまったり、静電気が起きてしまっっれ髪型が崩れるのです。ヘアクリームやヘアオイルで保湿することも大切ですが、その前に必ず取り入れていただきたいことが。それが髪表面への水分補給です。ヘアクリームやオイルで油分を補う前に蒸発してしまった水分を補ってあげましょう。それからヘアクリームやオイルで油分を補い蓋をすることで潤い感が格段にアップします。

水分補給の方法としてはヘアミストをスプレーするのも良いですが、洗面所で水を手につけ髪表面の乾燥している部分に軽く馴染ませるだけでもOKです。ただしその後に必ずクリームやオイルで蓋をしてあげてください。
また、機内でトリートメントやヘアオイルを付けずに素髪でいるのは危険。どんどん水分が蒸発していってしまいます。スタイリング剤でも良いので髪表面に蓋をしてあげることで乾燥を防ぐことができます。

いかがでしたでしょうか。ちょっとしたコツで機内でも乾燥を防ぎ美しく快適に過ごすことができます。次の出張や旅行の際にぜひ取り入れてみてください。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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