《11月開幕の注目!公演》
『スリル・ミー』11月7日~24日=天王洲銀河劇場←観劇レポートUP!
『BEFORE AFTER』11月14~15日=シアター1010ミニシアター←観劇レポートUP!
『コンタクト』11月16日~12月7日=自由劇場←観劇レポートUP!
『マザー・テレサ 愛のうた』11月17~23日=シアター1010ミニシアター←観劇レポートUP!
『金魚鉢』11月29日~12月4日=ワーサルシアター←観劇レポートUP!
『Onceダブリンの街角で』11月27日~12月14日=六本木EXシアター←観劇レポートUP!
《12月開幕の注目!公演》
『bare』12月18~28日=中野ザ・ポケット←観劇レポートUP!
『劇団四季FESTIVAL扉の向こうへ』12月20日~15年2月1日=電通四季劇場「海」 ←観劇レポートUP!
《AllAboutミュージカルで特集(予定)の11~12月公演》
『Singin’ in the Rain 』 11月1日開幕 Star Talkにて出演・アダム・クーパーさんインタビュー&観劇レポートを掲載!
『モーツァルト!』11月8日開幕 Star Talkにて出演・山崎育三郎さんインタビュー&観劇レポートを掲載!
『アリス・イン・ワンダーランド』11月9日開幕 気になる新人にて出演・平方元基さんインタビュー&観劇レポートを掲載!
『ファースト・デート』11月22日開幕 Star Talkにて出演・中川晃教さんインタビュー&観劇レポートを掲載!
『familia~4月25日誕生の日~』11月29日開幕 Star Talkにて出演・岸祐二さんインタビュー&観劇レポートを掲載!
『ヴェローナの二紳士』12月7日開幕 気になる新人にて出演・上原理生さんインタビュー&観劇レポートを掲載!
【Pick of the Month DECEMBER】
『bare』
12月18~28日=中野ザ・ポケット『bare』
『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』等の大作ミュージカルから小ぶりの佳作まで、様々なミュージカルで活躍中の原田優一さん(過去のインタビューはこちら)。彼が今回、LA発の問題作『bare』に演出家として取り組んでいます。主に映画分野で活躍するデーモン・イントラバルトーロとジョン・ハートミアが書き、2000年にLAで初演、2004年にはオフ・ブロードウェイでも上演された本作は、全寮制高校が舞台。同性愛者であることを隠しているピーターとジェイソン、美しい容姿ばかり注目されるアイヴィ、体型にコンプレックスを持つナディア、常に一番にはなれないマットらは卒業を控え、学生劇『ロミオ&ジュリエット』を演じることになります。稽古を重ねる中で深まるそれぞれの葛藤。彼らは自身を「bare(さらけ出す)」ことが出来るのか、それとも……?
現地公演では衝撃的な性描写も話題になったらしい本作を演じるのは、ジェイソン役に辛源さん、鯨井康介さん、ピーター役に岡田亮輔さん、田村良太さん、アイヴィ役にラフルアー宮澤エマさん、平田愛咲さん、そのほか谷口ゆうなさん、三森千愛さん、阿部裕さんら、大作ミュージカルで活躍する実力派俳優たち。小劇場にはミス・マッチな(!?)この豪華キャストを得て、原田さんの腕もさぞや鳴ることでしょう。後日、稽古場レポートも掲載しますので、お楽しみに!
【稽古場レポート】
『bare』稽古より。(C) Marino Matsushima
小劇場公演にもかかわらず、今回は贅沢にも生バンドが伴奏を担当するということで、この日も後方で演奏。映画音楽を多数手掛けてきた作曲家(昨年39歳で急逝)による、各場面、キャラクターに合った耳なじみのいいメロディが、ライブハウスのような臨場感をもって立ち現れます。息をのみながら衝撃のラストを見届けると、稽古はいったん休憩に。
『bare』演出の原田優一さん。(C) Marino Matsushima
『bare』稽古より。(C) Marino Matsushima
小劇場でのロック・ミュージカル、それも生バンドということで、「音の圧(力)はものすごいんじゃないかな」。それにキャラクターたちのリアルなドラマが重なるので、セットなどのビジュアル部分はなるべく削いで削いで、抽象的にと心がけているのだそう。休憩終了後はジェイソン役が鯨井康介さん、ピーター役が田村良太さんにバトンタッチし、通し稽古が開始。なるほど、役者それぞれの持ち味が生き、先ほどとはちょっとカラーが異なる主人公たちで、これは「見比べ」必須の演目かも、と思えてきました。いよいよ18日にプレビューが開始します。
*次ページで『bare』観劇レポート、その他の作品をご紹介します!