テオティワカンへの道
ジャガーの神殿、ホラ貝を吹くジャガーの壁画。ジャガーはオルメカからマヤまで非常に広い時代・範囲にわたって、神と関係が深い動物として崇められていた ©牧哲雄
拠点はメキシコの首都メキシコシティ。成田から直行便があるほか、アメリカやカナダの諸都市を経由する便も多い。季節によるが、格安航空券で10万円前後から。ツアーは5日間で15万円前後から。
メキシコシティからテオティワカンは約50km。シティの旅行代理店では数多くのツアーを企画しているし、バスやタクシーを利用して1時間ほどで行くこともできる。
■周辺の世界遺産
メキシコには多数の世界遺産があり、一度で数多くの世界遺産を訪ねることができる。
メキシコシティには「メキシコシティ歴史地区とソチミルコ」「ルイス・バラガン邸と仕事場」があり、シティ中心部より50km前後に「ポポカテペトル山腹の16世紀初頭の修道院群」「ソチカルコの古代遺跡地帯」、バスで2~3時間前後の場所には「プエブラ歴史地区」「モレリア歴史地区」「ケレタロの歴史史跡地区」がある。
ツアーでは最大10か所の世界遺産を一度に回るなんてものもある。旅行計画を立てるだけでも楽しめる。
テオティワカンのベストシーズン
テオティワカンではアステカのような生け贄はないとされてきたが、最近の発掘で他民族の人々を人身御供にしていたことがわかってきた ©牧哲雄
雨季は6~9月で、日本の梅雨のように毎日雨が続くわけではないが、カンクンやチチェン・イッツァなどユカタン半島も同時に観光するならハリケーンが発生するこの時期はやはり避けたい。
世界遺産基本データ&リンク
左がシウダデーラ城砦、右がケツァルコアトルの神殿。この神殿はもともとピラミッドで覆われていたが、現在シウダデーラ側だけ神々の像が残されている。古い神殿はこのように新しい神殿やピラミッドで覆われ、増築された ©牧哲雄
登録名称:古代都市テオティワカン
Pre-Hispanic City of Teotihuacan
国名:メキシコ合衆国
登録年と登録基準:1987年、文化遺産(i)(ii)(iii)(iv)(vi)
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