ノルウェーの絶景ソグネフィヨルド観光のモデルコース(3ページ目)

11:45 フェリーから楽しむソグネフィヨルドの絶景

ソグネフィヨルド観光の最大の目玉ルートとなるのがグドヴァンゲンからフロムまでの約2時間30分の旅路。自由席となるので、早めに乗車して席取りをしておくことをおすすめします。進行方向どちら側に座ってもフィヨルドの景色を眺めることができます。観光船としてだけではなく、地元の人々の交通の足ともなっているので、途中で小さな村にも立ち寄ります。フェリー内にはカフェテリアやトイレもあり、英語だけではなく日本語でも観光者向けの船内アナウンスがあります。

14:10　フィヨルド観光の拠点、フロムでプチ観光

フェリーでのソグネフィヨルド観光を楽しんだ後は、フェリーは静かにフロム村の港へとたどり着きます。渓谷とフィヨルドにすっぽりと囲まれたこの小さな村には、観光スポット、自然アクティビティ、ノルウェービール醸造所などが徒歩で行き来できる港周辺に点在しており、旅人にとって最も楽しい休憩地点となっています。詳しくは、別記事「北欧フィヨルド観光の美しい町フロムのおすすめ」にて。

16:05　世界で最も美しい鉄道の旅、フロム鉄道

美しい小さなフロム村からは、ノルウェー国鉄の最高傑作と讃えられる山岳鉄道、「フロム鉄道」に乗り換えます。わずか20キロメートルの路線を約60分で走るこの短い旅路では、息を呑むほど美しい山々と滝の風景が目をみはるほどの観光資源となっています。自由席なので、乗車時間前から早めに並んで窓際のいい席をゲットしましょう。景色や山々を楽しむなら進行方向右手、注目のショースフォッセン滝を窓から撮影したい場合は左手がおすすめです。

フロム鉄道の目玉ポイント、ショースフォッセン滝と美女フルドラ

フロム鉄道ルートの後半ではKjosfossen（ショースフォッセン）滝で列車が一時停止します。ここではぜひ列車を降りて、滝を記念撮影しておきたいところ（貴重品の管理は忘れずに）。観光客のために列車はここで約5分間停止し、出発前には大きなベル音が鳴ります。できれば駆け足で、滝を見渡せる柵の一番手前に移動しましょう。もし周辺で大音量の音楽が鳴り始めたら、カメラを用意して滝のほうに注目！ 赤いドレスを着た女性が踊っているかもしれません。彼女はノルウェーの民謡で語り継がれている「Hulder （フルデルもしくはフルドラ)」。お尻に尾が生えた美女で、山々で人間の男性を誘惑するといわれています。なおフルドラをしっかり撮影したい場合は望遠レンズを用意しておくことをおすすめします。

17:57 旅の終盤、ミュールダール駅から電車でオスロへ

フロム鉄道の旅の後は、17:03にミュールダール駅に到着。ここで約50分の待ち時間があり、オスロ行きの列車（指定席）に乗り換え。周辺には観光スポットはないので、列車がくるまでは駅内のカフェテリアで休憩したり、山々の風景を楽しみます。オスロ行きのこの列車は、ヨーロッパ屈指の形勝ルートとして人気のある「ベルゲン急行」のルートを辿ります。注目ポイントはミュールダールから出発して立ち寄るFinse（フィンセ）駅。沿線最高所（1222メートル）の駅で、スキーや登山客に人気あるスポットです。フィンセ駅前後は雪解け水、大きな湖、山々の氷河の美しい風景を楽しむことができます。ここからはオスロまで約5時間かかるので、旅の疲れがでてきたら、ここからは睡眠をとるのもありでしょう。列車の中にはカフェテリアやトイレが設置されています。

22:45　オスロに到着

早朝にベルゲンを出発し、空も暗くなった頃に列車はオスロ中央駅に到着します。宿泊予定のホテルへ向かい、ソグネフィヨルド絶景観光はこれでおしまい。翌日のオスロ観光のために、ゆっくりと休息です。

＜DATA＞
■Visit Sognefjord（ソグネフィヨルド観光局）
■スカンジナビア政府観光局
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※1ノルウェークローネは2014年9月現在、約17.1円。おおむね17円前後で推移。