寝室は最低でも6畳以上を確保
【図2】の1LD・Kの間取りのおすすめポイント 二つ目は、寝室となる「洋室」の面積が6畳以上であることです。その理由はコチラの記事で詳しく触れていますが、シングルでもパートナーができても、どちらの場合でも、長きにわたり安心して住むためには、寝室として使う洋室の面積が6畳以上確保できているほうが望ましいのです。ただ、【図2】の間取りはよくできていて、洋室とリビング・ダイニングが引き戸で緩やかに仕切られているため、引き戸を開ければ6畳以上のスペースが確保できます。もし洋室が6畳以下の場合でも、このように洋室が引き戸で隣室と緩やかにつながっているような間取りであれば、開け閉めすることで応用が効く間取りと言えます。
収納力は応用力アップの必須条件
十分な収納はありますか?
【図2】のおススメの間取りでは、水色に塗られた部分が収納になっています。洋室にあるウォークインクロゼットをはじめ、キッチンの吊戸棚、床下収納、洗面脱衣室のリネン庫や玄関の靴箱など、全体の広さに対し、収納を充実させた間取りになっています。
シングルでもパートナーと一緒でも住める間取り
シングルでも家族がもう一人増えても対応可能な間取りを選ぼう
繰り返しになりますが、シングルにおススメの間取りはワンルームよりも1LD・K以上の間取り、キッチンはコンロが2口以上のもの、寝室は6畳以上が好ましいでしょう。
貸しやすく売りやすいマンションを
シングルでも、またパートナーができても住むことができる間取りを見てきましたが、さらにその先に家族が増えたりライフスタイルの変化が生じる可能性もあるため、貸しやすく売りやすいという視点を持ってマンションを選ぶようにしましょう。貸しやすく売りやすいマンションは、立地、駅からのアクセス、間取り、広さ、外観デザインなども重要ですので、そのあたりも十分に吟味するようにしてください。【関連記事】
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