寝室に必要な広さはどのくらい?

「より広い家に住みたい」と誰しも願うことではありますが、実際には予算の都合もあり、広ければ広いほどそれだけ維持管理や掃除も大変になります。広すぎず、狭すぎず、適切な広さの家を選べると良いですね。

寝室の必要最低面積はどのくらい?

寝室の必要最低面積はどのくらい?


では、最低限必要な広さとはどの程度なのでしょうか。今回は「寝室」に着目して、和室のケースと洋室のケースを各々検証します。また、将来いつかは訪れる足腰が弱くなった時でも応用の効く「最低面積」も抑えておきましょう。

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■和室に布団を敷いて就寝するスタイル(P.1)
■洋室にベッドで就寝するスタイル(P.2)
■高齢になった時、必要な寝室の大きさ(P.3)

和室に布団を敷くスタイル

昔からなじみのある和室に布団を敷いて就寝するスタイル。昼は居室として使い、夜は寝室として使用します。布団を畳んでしまえば別な使い方ができるため和室はまさにフレキシブルな部屋といえます。それでは和室に布団を敷く場合を図にしてみましょう。

【図1】和室に布団を敷いて寝る場合の必要寸法。掛け布団が意外と大きい。

【図1】和室に布団を敷いて寝る場合の必要寸法。掛け布団が意外と大きい。

 
一枚の畳の大きさは90×180cm。敷布団のサイズは100×210cm、掛け布団のサイズは150×210cm。いずれも標準的な大きさで表示しました。

掛け布団をきちんと広げた場合の図ですが、布団1組の場合は4.5帖、2組の場合は6帖間でキツキツな感じであることがわかります。掛け布団が意外と大きいからです。

 

いわゆる雑魚寝スタイルの敷き方だと…?

しかし実際にはこのようにゆとりをもって布団を敷くのはホテルや旅館くらい。自宅では敷布団をピタリと寄せて敷くことが多いでしょう。この敷き方を仮に雑魚寝スタイルと名付け、必要な広さを検証してみましょう(【図2】)。4帖半で2組、6帖と8帖では3組が可能でした。

【図2】敷布団を敷きつめてみる。布団を踏んで歩かないために、周囲に50cm程度のスペースは必要

【図2】敷布団を敷きつめてみる。布団を踏んで歩かないために、周囲に50cm程度のスペースは必要

 
【図2】のようなぎりぎりの寸法を検討する際の注意点ですが、この図は家具や出入り口、押し入れの位置を考慮していません。寝室なので地震発生のリスクを考慮し、置き家具はなるべくしないことをお勧めしますが、もしタンスや鏡台などの家具があれば、そのスペースを配慮しなければなりません。

布団を踏まないと出入りできなかったり収納からものを取りだせないのは困ります。基本的に布団と収納や出入り口の間には50cmくらいのスペースが必要と考えましょう。

 

寝室が和室の時に必要な広さ

【図1】、【図2】から判断して、和室を「寝室」と使う場合の必要最低の広さは、タンスその他の置き家具があると想定した場合、布団1組で4.5帖、布団2組で6帖、もし8帖あれば大人布団2組プラス子ども布団1組といった就寝も可能と考えて良いでしょう。

それでは次のページで洋室にベッドを配置した場合の最低寸法を見てみましょう。