褒め言葉を文例で紹介!お礼の伝え方にもマナーが
伝え方を間違えると損!
ビジネスでお礼を伝えるとき、相手の仕事ぶりについて感想を書くことがあります。文例を丸写しせず、自分の言葉で表現すると相手のハートに響く確率が高まりますね。ただし、気をつけたいのは褒め方。失礼と思われないよう、ポイントを押さえましょう。
ビジネスの場でNGな褒め方って?
まずは、褒めすぎないことが大切です。大げさに書くと、読み手は「ほんと?」「口先ばかりのお世辞では?」と感じることがあるからです。あなたが「日本一仕事ができますね!」と言われたら、素直に「ありがとう」と返せるでしょうか?目上の人を評価するのは避けましょう
- 今まで読んだ本のなかで、一番よかったと思います
- 先生ほど話の上手な人を見たことがありません
上司を褒める時の文例
上司を褒めるのも原則NGです。でも、すばらしい仕事ぶりに感銘を受けることもあるでしょう。そのときは言葉を選ぶようにします。×部長の文書は、なかなかの出来栄えですね。
○部長の文書をお手本にします。
→「なかなかの出来栄え」は評価なので、「手本」に言い換える。
×課長のアドバイスは的確なので参考にします。
○課長、アドバイスをくださりありがとうございます。勉強になります。
→「的確」は評価なので、お礼の言葉に変える。「参考」は、「役立つ部分もある」と誤解されかねないので、「勉強」にする。
自分、自社を謙遜しすぎないで!気の利いた文例
相手を立てようと、自分や自社のことをへりくだる人がいます。謙遜すること自体は問題ないのですが、過剰な言葉を使うと、わざとらしく感じられてしまいます。また、プロとして自信がなく、頼りない印象を与えてしまうので要注意です。謙虚でありながらもプロ意識を伝え、決意を述べるようにしましょう。×私のような未熟者を指名してくださるなんて光栄です。
○ご期待を裏切らないよう努めます。
×弊社は少人数の社員しかいない、無名のメーカーです。
○弊社は小規模ながらも、ものづくりのプロ集団です。
相手を立て、自分はへりくだる。褒める度合や使う言葉を間違えなければ、お礼の気持ちはきっと伝わります。お世話になっているあの人へ、密かに目標にしているあの人へ、気のきくお礼メールを書いてみませんか?
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