ディナー料理から御紹介
それでは、ディナー料理からシチリア料理を御紹介していきましょう。
・甘海老のカルパッチョ マディア風
Battato di gamberi(甘海老のカルパッチョ マディア風)
まずは、シェフがシチリアで修行されていた「マディア」という店の名前が付いた「甘海老のカルパッチョ マディア風」。甘海老を鱒の寿司のように円形の型にはめた、一仕事が施されたカルパッチョ。先述した修行先の「La Madia」のスペシャリテだそうです。「リカータ」に訪問されたなら、これは必食でしょう。
・茄子のカポナータ
茄子のカポナータ
そしてシチリアと言えば「カポナータ」! シチリアのカポナータらしい甘いテイストの中に、茄子の柔らかな食感と、トマトのコクが混じり合い、素朴で温かいシチリアらしい味わいとなっています。
・パレルモ風 鰯とウイキョウの葉のブカティーニ
パレルモ風 鰯とウイキョウの葉のブカティーニ
さらにシチリアの郷土パスタ料理「鰯とウイキョウの葉のブカティーニ」! シチリア郷土料理における定番中の定番です。鰯の旨味、ウイキョウの甘い香り、そして松の実の食感。この全てがソースとして収斂し、独特の味わいが生まれます。これにシチリアの定番パスタ「ブカティーニ(穴開きパスタ)」を絡めて完成。鰯もたっぷり入っていますし、食べ応えのある逸品です。
・本日の魚介のスープ仕立て トマト、サフラン風味
本日の魚介のスープ仕立て トマト、サフラン風味
鯛をはじめ、あさり、ムール貝、車海老など、多彩な魚介類を使用し、ブイヤベースのような濃厚な旨味とコクに仕上がった一皿。トマトの円やかな甘味と涼感が程よいアクセントになっていますし、これだけ盛り沢山の魚介類を一堂に食べられるのも嬉しいですね。こういう気前の良さもシチリアらしい魅力の一つと言えるでしょう。
京都でシチリア料理を
自家製パンも料理に合います
小さいながらシチリアへの想いがいっぱいに詰まったトラットリアをたった一人で切り盛りされている畔柳シェフ。京都では貴重なリアルなシチリア料理を、これからも伝道していただきたいものです。
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・店名: シチリア料理 リカータ
・所在地:京都市下京区高辻通柳馬場西入泉正寺町466
・アクセス:京都市営地下鉄「四条駅」徒歩約6分
・地図:
Yahoo!地図
・TEL:075-286-9252
・営業時間:11:30~14:00、18:00~21:30(LO)
・定休日:不定休