雷が鳴ったら、あなたならどうしますか?

ピカッ ゴロゴロゴローッ! 雷が鳴ったら、あなたならどうする?

ピカッ ゴロゴロゴローッ! あなたならどうする?

ピカッ ゴロゴロゴローッ! あなたは、雷が鳴ったらどうしますか?
身の安全を守るのはもちろんですが、ユニークな行動をする人も少なくありません。家で団欒中の、ある家族の様子をみてみると……。
 

雷が鳴ったら、へそを隠す

まずは、ママと息子。雷が鳴ったとたん、こんな行動をとりました。

息子 「あっ、大変」
ママ 「早くおへそを隠さないと」
息子 「うん」
そして、息子はすぐにズボンの中にシャツを入れ、おへそを押さえました。

■解説
子どもの頃、「雷さまがへそを取りにくる」と言われた方も多いでしょう。大人になれば、そんなことあるはずが無いのはわかりますが、どうしてそんなことを言うのでしょう?

じつはこれ、親心の表れなのです。

雷雨になると、急に気温が下がることがよくあります。そこで、お腹を冷やさないよう戒めるため、「雷さまがへそを取りにくる」と言うようになりました。

子どもはおへそを取られたら大変なので、おへそを隠すためにシャツを入れたり、手でおへそを押さえたり、腹巻をしたりしますから、冷えずにすむというわけです。また、おへそを隠そうと屈む姿勢が雷対策にも通じます。

なんとも微笑ましい迷信ですが、多くの迷信にこうした親心がかくされています。

 

雷が鳴ったら、「くわばら、くわばら」と言う

雷神が鼓をたたいているのは理由があります

雷神が鼓をたたいているのは理由があります

おばあちゃんは、雷が鳴ったとたんにこう言いました。「くわばら、くわばら」

■解説
人気アニメ「ちびまるこちゃん」でも、「くわばら、くわばら」というセリフがよく出てきますよね。「くわばら、くわばら」は、漢字で「桑原、桑原」と書きます。不思議な呪文のようですが、どんな意味があるのでしょう?

諸説ありますが、最も有名な菅原道真のたたり説をご紹介します。

「930年、平安京の清涼殿に雷が落ち、多くの人が亡くなりました。当時の人々は、これは901年に大宰府に左遷され、903年に亡くなった菅原道真のたたりであると考えました。その後も各地で落雷がありましたが、道真の所領だった桑原庄だけは雷が落ちませんでした。そこで、雷を避ける呪文として『桑原、桑原』と唱えるようになったそうです。やがて、雷だけではなく災難を逃れるための呪文としても親しまれるようになっていき、『桑原、桑原』が広がっていきました」

なお、菅原道真が天神様として祀られるようになったのは、この清涼殿の落雷の件で道真の怨霊が雷神と結びつき、京都に北野天満宮が建立されたからです。

なるほど。だから雷に限らず、忌まわしいことを避けたいときにも「桑原、桑原」と言うのですね。

 

「雷」と「稲妻」について

ここで、「雷」と「稲妻」についての豆知識です。

「かみなり」の語源は「神鳴り」。昔は、雷は神様が鳴らすものと考えられており、雷のとどろき音が太鼓を鳴らす音に似ているため、雷神は鼓をうつ姿で表現されることが多いのです。

そして、ピカッと光る「稲妻」は、雷光は稲が実る時期に多いため、雷光が稲を実らせると考え、もともとは稲の夫と書いて「いなづま」とよんでいましたが、後に妻の字になりました。古くは夫も妻も「つま」と言っていたからです。

「雷」は夏の季語ですが、「稲妻」は秋の季語となっています。

 

雷が鳴ったら、パソコンの電源を抜く

身近なところでも落雷するので注意

身近なところでも落雷するので注意

ちょうどパソコンを使っていたパパは、急いで作業を終了させ、電源を抜きました。大切なデータが入っているため、安全策をとったようです。

■解説
落雷すると、異常な高電圧や過電流が起こります。これを、雷サージといいます。パソコンは、起動している状態でも、起動していない状態でも雷サージの影響を受けます。雷サージは電線やケーブルなどを通じて家電製品に影響を与えるので、電源を抜いてつながりをなくすと対策になるといわれています。また、雷サージ対応の電源タップを使い、被害を最小限に抑える方法もあります。

パソコンに限らず、電気器具はコンセントからプラグを抜き、避雷針のない家では、壁や柱に寄りかからないようにしてください。

 

雷対策、まずは身を守ることが第一

雷から身を守る方法としては、雷が鳴ったら安全な空間へ避難することが第一です。気象庁では、「鉄筋コンクリート建築、自動車(オープンカーは不可)、バス、列車の内部は比較的安全な空間です。

また、木造建築の内部も基本的に安全ですが、すべてての電気器具、天井・壁から1m以上離れれば更に安全です」と対策法を記しています。

安全な空間へ避難できない場合には、傘などの長い物体を高くあげない、高い樹木のそばから2m以上離れる、高い物体(電柱、煙突、鉄塔、建築物など)のてっぺんを45度以上の角度で見上げる範囲でその物体から4m以上離れたところに屈む、などの対応をしてください。

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