梅雨入りの時期はいつ? 期間やピーク、梅雨明けは?

梅雨は春から夏へと移る時期にみられる季節現象。数千キロにわたる梅雨前線が少しずつ北上し、1~2か月の長雨をもたらします

梅雨入り、梅雨明けはいつ? 梅雨とは春から夏へと移る時期にみられる季節現象で、数千キロにわたる梅雨前線が少しずつ北上し、1~2か月の長雨をもたらします


奄美地方が5月14日ごろ、九州南部が5月31日ごろに梅雨入りし、2019年の梅雨シーズンがやってきました。東京も6月7日に梅雨入りです。昨年は全国的に短い梅雨となりましたが、令和元年の梅雨はどんな感じになるのでしょう? 梅雨明けの時期も気になります。

気象情報会社の株式会社ウェザーニューズによると、『中国・四国、近畿、東海、関東甲信では平年並の長さとなりますが、全国的に短かった昨年の梅雨と比べると、関東甲信では約3週間、その他の地方でも1週間前後長くなる見通し』とのこと。8月ごろまで長期化する可能性もあると予想する天気予報士もいます。昨年の梅雨が短かっただけに、梅雨明けが遅く感じるでしょう。
 
また、同社によると、『今年の梅雨期間の雨量は、東北から九州北部にかけては平年並、四国、九州南部では平年よりやや多く、沖縄・奄美では多くなる予想』。雨のピークは7月上旬から中旬になる見込みで、梅雨末期の大雨や台風に注意が必要となります。



2019年梅雨入り状況と平年値 (6月7日現在)
地方 梅雨入り日 梅雨入り~梅雨明け平年値
沖縄 5月16日ごろ 5月9日ごろ~6月23日ごろ
奄美 5月14日ごろ 5月11日ごろ~6月29日ごろ
九州南部 5月31日ごろ 5月31日ごろ~7月14日ごろ
九州北部   6月5日ごろ~7月19日ごろ
四国   6月5日ごろ~7月18日ごろ
中国   6月7日ごろ~7月21日ごろ
近畿   6月7日ごろ~7月21日ごろ
東海 6月7日ごろ 6月8日ごろ~7月21日ごろ
関東甲信 6月7日ごろ 6月8日ごろ~7月21日ごろ
北陸 6月7日ごろ 6月12日ごろ~7月24日ごろ
東北南部 6月7日ごろ 6月12日ごろ~7月25日ごろ
東北北部   6月14日ごろ~7月28日ごろ



■梅雨入りと梅雨明けの速報は気象庁のHPで確認できます。
令和元年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)<気象庁>
■昔ながらのアマガエルの雨予報についてはこちらをどうぞ。
雨が降るぞ~ アマガエル vs 気象庁

 

「梅雨入り」と「入梅」ってどう違うの?

梅雨は日本(北海道と小笠原諸島を除く)だけでなく、中国や韓国など東アジアの地域にみられます。北海道でも、俗に「蝦夷梅雨」と呼ばれるものがありますが、それは梅雨前線のしわざではなく長続きもしないため、梅雨には入りません

梅雨は日本(北海道と小笠原諸島を除く)だけでなく、中国や韓国など東アジアの地域にみられます。北海道でも、俗に「蝦夷梅雨」と呼ばれるものがありますが、それは梅雨前線のしわざではなく長続きもしないため、梅雨には入りません


「梅雨入り」と似た言葉に「入梅」(にゅうばい)がありますが、いったいどう違うのでしょう? いわゆる「梅雨入り」は気象用語で、実際に梅雨の期間に入ることを表しています。「梅雨明け」も同様ですね。

一方、「入梅」も梅雨入りを意味することばですが、歳時記を記したカレンダーには毎年6月11日頃に「入梅」と記してあります。つまり、暦の上で「入梅」の日があるのです。この暦の上での「入梅」は雑節(季節の移り変わりを把握するためのもので、「節分」「彼岸」「八十八夜」などもそうです)のひとつで、あらかじめ日付が決まっています。

暦の上での「入梅」は、現在は太陽の黄経が80度に達した日ですが、以前は立春から数えて135日目、さらに昔の暦では芒種のあとの最初の壬(みずのえ)の日とされていました。こうした日付は実際の梅雨入りとは異なりますが、農作業の目安として重要視されていました。ちなみに、「梅雨明け」を表すことばに、「出梅」(しゅつばい)があります。

■梅雨に関する素敵なことばはこちらをご覧ください。
こころが晴れる、梅雨のことば
■日本人の虹の見方も素晴らしいです。
「7色の虹」という素敵な非常識

 

梅雨に役立つ、おばあちゃんの知恵

梅雨は春から夏へと移るための大切な季節。梅雨ならではの悩みもあれば、楽しいこともありますね。毎年巡ってくるものなので、昔の人は上手に暮らしに組み込んで生活していました。
青じそはおなあじみの「大葉」。赤じそは梅干しやしそジュースに使われ、乾燥させたものが「ゆかり」です

青じそはおなじみの「大葉」。赤じそは梅干しやしそジュースに使われ、乾燥させたものが「ゆかり」です


まず、梅雨の楽しみといえば梅。「梅雨」「入梅」の語源でもあるように、この時期は梅が実ります。昔から梅は三毒(食べものの毒・血液の毒・水の毒)を断つといわれる健康食で、梅酒や梅干し作りが欠かせませんでした。また、梅干し作りに使う赤じそも旬ですから、しそジュース作りも楽しいものです。

また、食中毒対策として、食あたりを防ぐ役目のあるみょうが、しょうが、わさび、大葉などの薬味を活用したり、お弁当やおにぎりを酢飯にしたりするのも昔ながらの知恵です。まな板に緑茶をかければ、消臭・抗菌作用でスッキリするでしょう。

そして、湿気対策には、カビの栄養源となるほこりや湿気がたまらないよう、壁と家具の間を5センチほどあけて風の通り道をつくったり、扇風機をあてる、押入れの中にすのこを敷く、湿気とりに新聞紙を活用する、酢で掃除して除菌するなど、おばあちゃんの知恵は手軽で賢いものばかり。現代の家事にも取り入れてみてはいかがでしょうか。


梅雨の暮らしは、ちょっとした工夫で快適になるもの。梅雨と上手につき合うためのヒントもお役立てください。
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