梅雨入り時期はいつ? 期間はどれくらい?

梅雨は春から夏へと移る時期にみられる季節現象。数千キロにわたる梅雨前線が少しずつ北上し、1~2か月の長雨をもたらします

梅雨は春から夏へと移る時期にみられる季節現象。数千キロにわたる梅雨前線が少しずつ北上し、1~2か月の長雨をもたらします


奄美地方が5月7日ごろ、九州南部が5月26日ごろに梅雨入りし、2018年の梅雨シーズンがやってきました。いずれも、平年より早い梅雨入りとなっています。

気象情報会社の株式会社ウェザーニューズによると、今年の梅雨入りは西日本・東日本とも平年より早め、東北は平年並みの予想です。梅雨明けに関しては、西日本は平年並み、東日本や北陸は平年よりも早めになると予想されています。関東甲信は、7月中旬に梅雨明けする見込みです。

また、同社によると、総雨量は平年よりもやや多めで、6月後半からは梅雨前線が本州付近に停滞し活発化しやすいので、各地で激しい雷雨や大雨になり、災害が発生する恐れもあるため警戒が必要との見解です。


2018年梅雨入り状況と平年値 (6月4日現在)
地方 梅雨入り日 梅雨入り~梅雨明け平年値
沖縄 5月8日ごろ 5月9日ごろ~6月23日ごろ
奄美 5月7日ごろ 5月11日ごろ~6月29日ごろ
九州南部 5月26日ごろ 5月31日ごろ~7月14日ごろ
九州北部 5月28日ごろ 6月5日ごろ~7月19日ごろ
四国 5月28日ごろ 6月5日ごろ~7月18日ごろ
中国   6月7日ごろ~7月21日ごろ
四国   6月7日ごろ~7月21日ごろ
東海   6月8日ごろ~7月21日ごろ
関東甲信   6月8日ごろ~7月21日ごろ
北陸   6月12日ごろ~7月24日ごろ
東北南部   6月12日ごろ~7月25日ごろ
東北北部   6月14日ごろ~7月28日ごろ



■梅雨入りと梅雨明けの速報は気象庁のHPで確認できます。
平成30年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)<気象庁>
■昔ながらのアマガエルの雨予報についてはこちらをどうぞ。
雨が降るぞ~ アマガエル vs 気象庁


「梅雨入り」と「入梅」ってどう違うの?

梅雨は日本(北海道と小笠原諸島を除く)だけでなく、中国や韓国など東アジアの地域にみられます。北海道でも、俗に「蝦夷梅雨」と呼ばれるものがありますが、それは梅雨前線のしわざではなく長続きもしないため、梅雨には入りません

梅雨は日本(北海道と小笠原諸島を除く)だけでなく、中国や韓国など東アジアの地域にみられます。北海道でも、俗に「蝦夷梅雨」と呼ばれるものがありますが、それは梅雨前線のしわざではなく長続きもしないため、梅雨には入りません


「梅雨入り」と似た言葉に「入梅」(にゅうばい)がありますが、いったいどう違うのでしょう? いわゆる「梅雨入り」は気象用語で、実際に梅雨の期間に入ることを表しています。「梅雨明け」も同様ですね。

一方、「入梅」も梅雨入りを意味することばですが、歳時記を記したカレンダーには毎年6月11日頃に「入梅」と記してあります。つまり、暦の上で「入梅」の日があるのです。この暦の上での「入梅」は雑節(季節の移り変わりを把握するためのもので、「節分」「彼岸」「八十八夜」などもそうです)のひとつで、あらかじめ日付が決まっています。

暦の上での「入梅」は、現在は太陽の黄経が80度に達した日ですが、以前は立春から数えて135日目、さらに昔の暦では芒種のあとの最初の壬(みずのえ)の日とされていました。こうした日付は実際の梅雨入りとは異なりますが、農作業の目安として重要視されていました。ちなみに、「梅雨明け」を表すことばに、「出梅」(しゅつばい)があります。

■梅雨に関する素敵なことばはこちらをご覧ください。
こころが晴れる、梅雨のことば
■日本人の虹の見方も素晴らしいです。
「7色の虹」という素敵な非常識


梅雨に役立つ、おばあちゃんの知恵

梅雨は春から夏へと移るための大切な季節。梅雨ならではの悩みもあれば、楽しいこともありますね。毎年巡ってくるものなので、昔の人は上手に暮らしに組み込んで生活していました。
青じそはおなあじみの「大葉」。赤じそは梅干しやしそジュースに使われ、乾燥させたものが「ゆかり」です

青じそはおなじみの「大葉」。赤じそは梅干しやしそジュースに使われ、乾燥させたものが「ゆかり」です


まず、梅雨の楽しみといえば梅。「梅雨」「入梅」の語源でもあるように、この時期は梅が実ります。昔から梅は三毒(食べものの毒・血液の毒・水の毒)を断つといわれる健康食で、梅酒や梅干し作りが欠かせませんでした。また、梅干し作りに使う赤じそも旬ですから、しそジュース作りも楽しいものです。

また、食中毒対策として、食あたりを防ぐ役目のあるみょうが、しょうが、わさび、大葉などの薬味を活用したり、お弁当やおにぎりを酢飯にしたりするのも昔ながらの知恵です。まな板に緑茶をかければ、消臭・抗菌作用でスッキリするでしょう。

そして、湿気対策には、カビの栄養源となるほこりや湿気がたまらないよう、壁と家具の間を5センチほどあけて風の通り道をつくったり、扇風機をあてる、押入れの中にすのこを敷く、湿気とりに新聞紙を活用する、酢で掃除して除菌するなど、おばあちゃんの知恵は手軽で賢いものばかり。現代の家事にも取り入れてみてはいかがでしょうか。


梅雨の暮らしは、ちょっとした工夫で快適になるもの。梅雨と上手につき合うためのヒントもお役立てください。
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