リーダーシップ/リーダーシップ活用事例

ワールドカップを起点にリーダーシップを考える

ワールドカップ2014のオープニングマッチは優勝候補筆頭の地元ブラジルがクロアチアに3-1で勝ちました。今回、ブラジルチームを率いるスコラーリ監督は2002年日韓大会で優勝した名将です。ワールドカップを起点にリーダーシップを考えていきます。

藤田 聰

執筆者:藤田 聰

キャリアプラン・リーダーシップガイド

監督と選手の関係性からリーダーシップを考える

いよいよ開幕した2014年ワールドカップ、日本チームの健闘を!

いよいよ開幕した2014年ワールドカップ、日本チームの健闘を!

ガイドの私は野球・サッカー・ラグビーと学生時代は集団球技をしておりましたが、経験上、強いチームか弱いチームかは監督の影響度がかなりのものを占めると思います。監督の選手としてのレベルはある程度求められますが、それに加え、選手の力量を踏まえて、個々人のモチベーションの向上を図るべく全体練習と個別練習メニューを考えていくことが重要です。

スキルレベルが一定していない低学年ほど、監督である先生の影響力はあるということです。弱いチームを強いチームにするために、まずスキルの向上を目指すのではなく、マインドを鍛えることです。

なぜならば、マインド(やる気やモチベーション)の上にスキル(専門技能)が成り立っているからです。厳しい練習を「いやいやモード」ではなく、「ワクワクモード」で取り組ませることができるチームはどんどん強くなるものです。

始めは連戦連敗のチームでも勝つことで成功体験を積むことができます。成功体験は自チームへの信頼感をもたらします。そういう感覚が芽生えれば練習も主体的に取り組むようになり、一人ひとりがその役割においてスキルの向上に努めるのです。あとはどこに目線を置くかです。それに向けて一人歩きできます。

リーダーとして、コントロールできることとできないこと

では、スキルレベルの高い集団を率いるにはどうすればいいか?スキルレベルが高い選手は技能的に自立しており、自分のやり方に自信を持っておりスタイルを確立しています。

このような選手にチームとして統制をとるために過剰に管理することはモチベーションを下げるのみです。方向性をきちんと示し、あとは本人に任せ委ねるということです。

先の名将スコラーリ監督曰く、攻撃は点を確実に取れるかが読めないので、個々の能力に任せ委ねるが、守備はきちんとした統制が必要であることを唱えています。オフェンス陣には自由度を与え、ディフェンス陣には統制を求めるという考え方です。
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