家事のしやすい住まいの条件とは
<1、 キッチン・ダイニングを中心に洗濯作業が効率良くできる動線>2WAYのオープンカウンター式キッチン。ダイニングと洗濯機置場のある洗面室へダイレクトにつながっている間取りなら、料理をしながら洗濯、子どもの勉強を見るといった「ながら家事」がスムーズにできるはず。キッチンから歩いて5歩以内に掃除機などの掃除用品置場があれば、後回しになりがちな掃除もしやすくなるでしょう。
<2、 大量の洗濯物が雨の日でも干せる室内干しのスペース>
室内物干しができれば便利
<3、和室は家事部屋として有効>
洗濯物を取り込む、アイロンをかける、たたむという一連の作業ができる場所として和室はとても便利です。リビングに隣接した部屋は洋室が主流ですが、家事という視点から和室を見直してみてはいかがでしょうか。押し入れがあるので、ここにアイロンセットやミシン、裁縫箱などの衣類管理用具も置けます。
<4、 洗面室に下着類を置く場所があると便利>
これから洗濯する衣類を置く場所、お風呂からあがって着る、主に下着類を置く場所があれば便利です。
<5、 夜家事の作業音を抑える>
掃除機や洗濯機を使う際には結構な音が発生します。遮音性の高い床・壁の構造であること、消音性能の高い掃除機、洗濯機を選ぶこと、深夜電力の積極的利用などがポイントとなります。
<6、 子どもの勉強スペースはリビング・ダイニングに>
料理や後片付けをしながら目が届くように、子どもが中学生になるまでは、勉強はリビング・ダイニングでさせるのが、ながら家事には都合がいいようです。勉強机がおけるだけのスペースが確保できない場合は、ダイニングテーブルで代用します。その場合は大き目のダイニングテーブルが置けるくらいのスペースは確保したいものです。
<7、リビングには収納棚が必要>
先にあげたようにリビングには、家族が使う様々なモノが集合します。これらのモノをきちんと納めるには、壁面いっぱいの棚が必要でしょう。夫の棚、主婦の棚、子供の棚と専用の置き場所を決めます。
また出したら元に戻すというモノの管理は、各自がやるというルールを決めて運用することが、片付くコツでもあります。モデルルームではリビングを広く見せるために壁面いっぱいの棚は見かけませんが、棚が置ける壁面があるかどうかは要チェック項目です。
下図は、和室はありませんが、家事のしやすい住まいの一例です。参考にしてみてください。
主婦は一家の太陽。主婦の笑顔が家族の幸せの基本です。でも家事の疲れで主婦の笑顔が消えてしまえば、夫も子どもも暗い気持ちで日々を送ることになってしまいます。家事・育児のしやすい住まいは家族の幸せには欠かせない条件といえるでしょう。