コーチング

見逃しがち!行動の質を変える大切なヒントとは?(2ページ目)

積極的に行動しているのに、なんだかうまくいかない… 。うまくはいっているが、とにかく忙しすぎる…。このどちらかに当てはまるとしたら、行動の「質」に目をむけるべきときなのかもしれません。今回は、行動の質を変えるためのアプローチをご紹介します。

平野 圭子

執筆者:平野 圭子

コーチングマネジメントガイド

必要なのは「止める」技術

そういえば、
「なぜこの行動を続けているのだろう?」 
「なぜこれをしているのだろう?」
「このフローはなくてもいいのではないか?」
と疑問に思うことがあれば、「止める」ことを検討する価値があります。

新しい道、今までの道行き先の違う2つの標識

これまで通り? それとも?

私たちは日々惰性でしていることも少なくありません。そうした事柄は、あなたから時間やエネルギーを奪い続けます。「止める」という選択肢を持つことで、そうした惰性から抜け出し、新たな視点や展開を得ることができます。

行動には「止める」という選択肢があることを意識することが止め上手になるための第一歩です。そして、実際に止めるために、「止める」ための時間を持つようにします。

たとえば、
  • キックオフしたものの進展も進捗もしていないプロジェクト
  • 続けてはいるが効果や価値があまり感じられない習慣
  • 何となく続けているがそもそも何のためか分からないルーティンワーク
こうした、止めるべきなのに止めていないことを完了するための時間を持ちます。

毎日数分ずつ、毎週1時間、月に1日など、タイミングや時間は自分に合った方法で構いません。止めることに集中するための時間を確保し、止めることの候補リストをつくります。このときはあまり深く考えず、「候補」を挙げるようにしましょう。

そして、本当に止めるか否かを検討し、止めると決めたことを具体的に完了していきます。必ずしも一度に全部に取りかかる必要もありません。

1つ1つ完了するたびに、エネルギーと時間を新たに手にすることができます。

完了することと並行して、自分自身がどのようなことを未完了のままにしがちかをリストから考察してください。そこで得たヒントを今度は「始める」ときに活かすことで、将来的に「止める」ことのリストを減らすこともできます。

さて、あなたは何から止めますか?


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