冷えた下半身、辛い腰痛を改善する太もも前側ストレッチ
このストレッチは、太もも前側を伸ばします。全身の筋肉の中で、最も強くて大きい筋肉で、日頃から酷使されやすい部位です。この太もも前側は「大腿四頭筋」は、名前の通り4つの筋肉で構成されています。基本的に膝を伸ばす際に使われる筋肉ですが、「大腿直筋・だいたいちょっきん」という筋肉だけが股関節を曲げる動き、つまり、階段を上るといった、もも上げのような動作もサポートします。
そしてよく使う筋ほど、そのまま放置すると硬くなり、冷えやすく、むくみやすいのです。ハムストリングス同様、大腿直筋が硬いままだと、腰痛の原因になると言われています。
大腿直筋は骨盤とつながっており、この筋が硬くなり、縮んでしまうと骨盤が前方に引っぱられます。つまり、猫背姿勢になります。しかし、無意識のうち腰を反らす姿勢を取って上半身だけ後方に引き戻そうとします。ガイドも大腿直筋が疲れていると、猫背から無意識に反り腰になり、腰がどんより重くなってきます。みなさんも腰が重くなってきたな……と思ったら、実践してみて下さいね。
1.膝が痛い人はクッション等を、太ももが硬い人はタオル等を用意してください。
右膝が90度になる位置に左膝を床につけます。この時お腹は腰に引き寄せ、尾てい骨を床方向に向け、骨盤を立たせます。
左足がつかめないという人は、タオルを足の甲にかけて調整してください。この時、身体が斜めになったり、腰が反ったり、丸まったりしないように注意しましょう。
また、体が硬いと感じている人は、お風呂上がりなど体が温まっている時は体が伸びやすいので、工夫しながらストレッチングを楽しんでみてください。