船のポーズで足が伸びない……できない人必見! お腹に効果大のヨガ
どうしても苦手! というポーズもポイントをつかめばそれほど難しくないので、今日から新たな気持ちでレッスンしましょう。
とは言え、今でもポーズ中にプルプルと体が震えてきちゃうほど、難易度が高いので、今回はヨガストラップ(サポート器具)を使った方法や、身体の使い方のポイントを丁寧にご説明します。難しいポーズだからこそ、身体に与える効果は絶大ですから、ぜひ苦手意識を克服して積極的にトライして見て下さいね。
パリプールナ・ナーヴァーサナ(舟のポーズ)足が伸びない場合は?
苦手なポーズは、観ることも大切です。自分のポーズとどこが違うか? 細かくチェックしてみましょう。
実際に腹筋も必要ですが、背筋力もかなり必要です。「ハタヨガの真髄」(B・K・アイアンガー著)には、「特に女性の出産には強い背中の力が必要である。また、背中が強いと、何ものの助けも必要としないとき、年をとっても若いと感じる。このアーサナとねじりのアーサナにより、背中に活力が湧き、美しく、気持ちよく年をとって行くことが出来る」と書かれています。
■効果:腹筋、背筋強化、太もも、ヒップラインの引き締め,便秘、疲労回復、張りのある声を出す
■注意点:ぜんそく・下痢・頭痛・心臓疾患・不眠症・低血圧・月経中・妊娠中・首に故障がある場合は無理のない範囲で行いましょう。
■問題となる点と改善方法:
バランスが取りにくい
→体重を坐骨(お尻の付け根の2つの骨)と尾骨の間に分散させるように土台を安定させる。
→足を壁につけてバランスを取る。
お尻が痛い
→ブランケットを坐骨の下に敷く、安定出来るようになるまで指先を床につけ、お尻をサポートする。
足が伸びない
→ハムストリングス(太もも裏)が硬いので、時間をかけて柔軟性を養いましょう。もしくは、膝を曲げてポーズに慣れる。
■呼吸:バランスを維持するために、呼吸に意識を向け、出来るだけ呼吸を抑制させましょう。このポーズで深呼吸をすると、かえって腹筋をゆるめポーズをキープするのが難しくなります。お腹の筋肉を引き締めておくために、息を吸って吐いてから少し止めるように抑制させましょう。
ヨガプロップス(サポート器具)を使って練習!
プロップス(PROPS)とは、ブランケットやブロック、そしてここでご紹介するストラップなど補助具のことです。ヨガのポーズを練習するのに、昔のヨギー達は、木の枝、石、ロープなどを使っていました。上級者でも、不得意なポーズがあります。しかし、無理やりポーズをとったとしても、不快な感情は正しい練習を妨げます。そこで、プロップスを使い、ポーズを無理なく長時間行い、効果的な練習をする目的に使われます。
■やり方
動作1
1.ヨガストラップ(もしくは、紐など約2m)を用意します。
動作2
動作3
動作4
動作5
アルダ・ナーヴァーサナ(舟のポーズ)
アルダは「半分」という意味。パリプールナ・ナヴァーサナと効果や注意点、呼吸は同じです。唯一の違いは、足の位置が異なるので、効果を与える内臓部位が変わってきます。パリプールナ・ナヴァーサナが腸を刺激するのに対し、アルダ・ナヴァーサナは、肝臓、胆嚢、脾臓を刺激します。
動作1
動作2
タイトルに「完璧に!」という言葉を使いましたが、毎日体も変化しているので、その日によってポーズも変化します。ですから、ポーズの完成度よりも呼吸は穏やかか?力が入り過ぎていないか?など繊細な感覚が使えているかを観て下さい。
その状態が観られるようになってきたら、あなたのポーズの完成度は近づいているはずですから。ゆっくりと先へと進んでみて下さい。
※ヨガプロップス取り扱い店
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