マンション購入術/マンション情報収集術

世帯主の過半数が60歳超 どうする?中古マンション選び(3ページ目)

高齢化が急速に進んでいる昨今、購入した中古マンションの世帯主の過半数が60歳以上なんてことも。若い世代と高齢世代が合意形成しながら住むマンションの問題点とは。

大久保 恭子

執筆者:大久保 恭子

これからの家族と住まいガイド

高齢者が多数住んでいる中古マンションを選ぶときのポイント

留意すべき点は、次のとおりです。

● 多くの人が住みたがる立地の良いマンション
どんなに古くても、この立地に変わるものはない!というかけがえのない立地のマンションを選びましょう。このようなマンションであれば住みたい、という人に事欠かないため、周辺相場より高い価格で売却することができますし、賃貸にまわすとしても高い賃料で貸せます。そのようなところは投資価値が高いとみなされ、価値を維持するための定期的な修繕に費用をおしむ人は少ないことが想像されます。

ここの賃料と年金でサービス付き高齢者住宅や介護付老人ホームへ転居することができるとしたら、修繕積立金が多少アップしてもいい、という高齢者も増えるかもしれません。

● 丈夫で長持ちするマンション
建て替えは高齢者の賛同が得られにくく、実現しない可能性もあります。大規模修繕計画に沿って改修工事をすれば、100年程度(あるいはもっと)は持つ高性能のマンションを選ぶことが重要です。

2001年以降に建てられた中古マンションであれば性能評価書を取得していて、耐久性、耐震性についての等級3、もしくは2レベルのものだと安心です。それより古いものは、そうしたデータがありませんので、インスペクション(住宅診断)専門の会社へ依頼し、建物の老朽度をチェックしてもらうのがいいでしょう。

● 大規模修繕の実施履歴のあるマンション
マンションの修繕履歴を取り寄せて、水漏れなどの突発事故が何度も起きていないか、
適切な時期(だいたい10~15年毎)に適切な修繕が行われているか、修繕積立金の額が妥当か、残高は潤沢にあるか、を確認しましょう。

購入意向があることを仲介会社の営業マンに伝えれば、管理組合から修繕履歴の情報提供をしてもらえます。逆に出してくれないようなマンションは要注意です。

● 間取り、広さのバリエーションが少ないマンション
幅が広いということは、居住者の家族構成や収入などがまちまちで、大規模修繕など多大な費用のかかる工事についての意見がまとまらない可能性があります。

その逆で、同じ広さ・間取りの住戸が多ければ背景が似通って人が多く、意見もまとまりやすいと考えられます。

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