造血ビューティに役立つ小松菜。東京都江戸川区は小松菜発祥の地。名付け親はかの8代将軍・徳川吉宗! いまも数多くの生産者の方が小松菜栽培に取り組み、全国でも有数の生産地。直売所も充実している「小松菜タウン」なのです。
恐るべし、江戸川の小松菜パワー
栄養学的にも小松菜は、カルシウムの含有量が緑黄色野菜の中でもトップクラス。ほうれん草の3.5倍も含まれているのです。そして、江戸川区産の小松菜は、弘前大学の成分研究結果により、カルシウムや鉄分含有量が全国でも高い数値であることが判明しています。キレイを作るスーパー小松菜として、注目です!
由緒ある江戸川の小松菜農家がつくる小松菜は味わいも絶品!
栄養いっぱいの江戸川の小松菜は、その美味しさも格別!そんな小松菜を作る江戸川区の生産者の方々は先祖代々小松菜栽培に携わっている方も多く、ルーツは江戸時代という10代目レベルは当たり前!
江戸川のロゴマーク入りのテープで結束
江戸川区松本「真利子農園」の真利子伊知郎さんも10代目。江戸川区農業経営者クラブの会長でもある真利子さんは「江戸川の小松菜は、東京湾からの海風がもたらした土に含まれる塩分のおかげで旨みと甘みが強いんです」と語ります。
見ているだけで元気になりそうな小松菜畑
美味しい小松菜を作るのに大切なのは、土と適切なかん水と温度管理。小松菜収穫サイクルが早く1年にだいたい7~8回種をまき、夏は30日くらい、冬は60日くらいで収穫時期を迎えます。よって季節ごとの生育条件や収量性の違い、味、葉の色やかたちなどのポイントを見極めて「適切な品種を選び、細やかな配慮をして栽培をするのが農家の腕の見せどころ」なのだそう。
真利子さんがつくる小松菜は、自宅を利用した直売所でも大人気! 「小松菜はここでしか買わない」と大雪の日ですら訪れる常連さんもいるほどです。
フレッシュな味わいが楽しめる「サラダ小松菜」
サラダ小松菜はシーザーサラダにぴったり
真利子さんは、生食用の「サラダ小松菜」も栽培しています。水分を多めに与えて育てた小松菜は、甘みが強くてえぐみがありません。やわらかな葉はやさしい甘さ、細めの茎がシャキッとしてみずみずしく、やさしい味わい。ボウルいっぱい食べられそう!
真利子家では小松菜はさまざまなレシピで登場します。おひたし、味噌汁の具だけでなく、シーザーサラダ、カレーやシチュー、グラタンなど奥さまのまゆみさんのレパートリーは多彩。「ミキサーでペースト状にしたものを使って、クッキーやシフォンケーキを作っても美味しい」とのことです。
結束作業を行う真利子さん
江戸川では小松菜の販売は袋詰めでなく、根をテープで留めた「結束」姿にこだわっています。シャキッとした茎を美しく束ねられた小松菜は鮮度と品質のよさの証。「最後の瞬間まで手を抜かず、ていねいに育てた小松菜を送り届けるのは農家の責任」と語る真利子さん。江戸川の小松菜農家の情熱を感じる小松菜を、ぜひ試してみてくださいね!
■真利子伊知郎さんの直売所
江戸川区松本2-16-3
[直売所]毎週土曜日10時~(売り切れまで)
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