シャワールームとは、シャワー水栓、排水や換気を備えたスペース
オーバーヘッドシャワー、ゆったりとしたベンチ、収納棚、ダウンライト(LED)、折戸などが組み込まれたプラン。掃除のしやすいカラリ床も搭載。[シャワ―ルーム0816Gタイプ] TOTO
一般的な新築の場合、バスルームではなくシャワールームだけを設ける、というプランは多くはありませんが、2世帯住宅やゲストルームがある住まいなどでは、もうひとつのバスルームとして設置するケースも。出勤前、朝のシャワー用に、寝室に隣接させるプランなども考えられます。
また、最近では、自宅に介護が必要な方がいらっしゃる場合など、ベッドから行き来しやすい場所に設置するリフォームもみられるようになりました。車椅子で出入できるタイプを選ぶことで使い勝手も高まるでしょう。
ユニット化されたメーカー商品も充実
戸建て住宅にもぴったりと納まるサイズ、機能で選べるシャワーヘッド、磨いた石のような表情を持つ壁面パネルなど、充実の装備。 [シャワ―ユニット] LIXIL
シャワールームのメリットは、限られたスペースでもプランニングできること。空間のつくりにもよりますがバスルームに比べ掃除が楽なこと、また、狭い空間なので、空間がすぐに暖まり心地よいことなども特徴のひとつと言えるでしょう。
メーカー商品はシンプルなデザイン。半畳程度から揃う
シャワ―だけでお湯につかったように温まる新感覚の入浴スタイル。全身を包み込む霧状のシャワーが特徴。[シャワーユニット シャワー・ド・バス タイプ] LIXIL
多機能なシャワー、壁材などのバリエーションも
オーバーヘッドシャワーとハンドシャワーを設置したタイプ。ベンチや収納棚、ダウンライト(LED)、折れ戸などを取り入れた、落ち着いた色合いのシャワールーム。[シャワ―ルーム0812Xタイプ] TOTO
海外の製品などには、ホテルでみられるような全面強化ガラス仕様の製品なども。デザイン性も高く広々と感じることは大きな魅力ですが、ガラスを美しい状態で保つことは思いのほか大変なことも。選ぶ際には、お手入れ方法、掃除のスタイルなどを考慮することも大切です。
リフォーム向けの設置しやすいシャワールーム
押入れスペースを利用してシャワースペースにリフォーム可能。 [押し入れシャワールーム] TOTO
最近では、既存のスペースに納めることができるタイプ、押入れスペースを活用できる商品などもみられます。押し入れに納まるタイプは、大掛かりな工事とならずにシャワールームを設けることができるのが特徴。寝室や介護室などに隣接させることで、使いやすく、重宝するのではないでしょうか。
防水面に配慮を。メンテナンス方法などの確認を
シャワールームだけでなくバスルームにも言えることですが、プランニングの際には、排水を含め防水など専門的な知識が必要なので、不安な点があれば設計担当者などに相談を。海外の製品であったり、2階や3階に設ける場合には、事前に施工に関して確認するようにしましょう。また、木造住宅の場合など、排水音が階下に響くことも。2世帯住宅であれば、階下が親世帯の寝室とならないようにするなど、配慮しておきたいものです。シャワールーム商品を選ぶ際には、デザインや性能はもとより、メンテナンス体制や保証期間、施工を依頼する会社の取り扱い実績なども確認しておくこともポイント。可能であればショールームで実物を確認し、空間の中に入り、動きやすさやシャワー機器の使い勝手をチェックすることをおすすめします。
【関連記事】
- 浴室の種類と特徴/システム、在来、ハーフユニット
- システム、在来、ハーフユニットetc.浴室の種類と特徴
- システムバスの価格はココで変わる
- システムバス商品の種類と特徴&最新傾向
- 浴槽、床材、水栓etc.システムバスのパーツ&アイテム
- システムバスのオプション、どんなものがある?
- ホテルのようなバス・サニタリー空間をつくる方法
- 浴槽のタイプと設置方法の種類&プランニングの考え方
- 浴槽(バスタブ)素材の種類と特徴&選び方
- 浴室扉(ドア)の種類と特徴&選び方のポイント
- 水道・光熱費にも大きく影響する浴室の最新省エネ設備
- 浴槽用、洗い場用etc. 浴室の水栓金具の種類と特徴
- 浴槽用の水栓金具 バス水栓の種類と特徴&選び方
- 浴室の洗い場に設置する シャワーバス水栓の選び方
- スプレー、ミストetc. 多機能シャワーの種類と特徴
- 浴室換気暖房乾燥機の種類と特徴&選び方のポイント
- ミストサウナ、カビ抑制etc.浴室換気暖房乾燥機の便利機能