浴室で用いられる水栓には、浴槽(バスタブ)用の水栓、洗い場用水栓、浴槽と洗い場兼用の水栓、シャワーなどがあります。その中で、浴槽に用いる水栓は、浴槽に水やお湯を貯めるためのもので、バス水栓・バス混合栓とも呼ばれています。ここでは、バス水栓の種類や特徴、選び方をみていきます。

[写真協力] TOTO 

入浴スタイルやプランに合わせて検討を。設置しないケースも

空間や浴槽に合わせて、優しいイメージのデザインのバス水栓を。[バス水栓undefinedイメージ]

空間や浴槽に合わせて、優しいイメージのデザインのバス水栓を。[バス水栓 イメージ]

浴槽用の水栓(バス水栓・バス混合栓)は、浴槽に水やお湯を貯めるためのもの。最近では、給湯器の機能によって浴槽内の循環口からお湯張りや追い焚き、差し湯などの給水・給湯を行うため、設置しないケースも多いようです。しかし、慣れている水栓で操作をしたい、入浴中に蛇口から差し湯をしたい、という場合などでは、バス水栓もしくは浴槽と洗い場兼用の水栓を設置するプランも。また、浴槽や水栓金具、内装材などを自由に選択しプランニングする在来工法(現場施工)の浴室では、浴槽に合わせてデザイン性の高いバス水栓を取り入れるケースもみられます。

新築やリフォームで多くの方が取り入れるシステムバスの場合では、設定された水栓金具から選ぶことになりますが、商品シリーズによって、バス水栓が標準仕様となっているもの、オプションで設置できるタイプ、設定がないケースなどさまざま。バス水栓を設置したい場合は、システムバスを選ぶ前に、どのような水栓が設定されているのか確認しておくようにしましょう。

デッキタイプと壁付きタイプ。ツーハンドルとシングルレバー

ふたつのハンドルで操作する、2ハンドルバス水栓(壁付きタイプ)。[ニューウエーブシリーズTMH20-1A]

ふたつのハンドルで操作する、2ハンドルバス水栓(壁付きタイプ)。[ニューウエーブシリーズTMH20-1A]

バス水栓は、設置方法でふたつに分類することができます。浴槽のふち(脇・カウンターなど)に設置するのがデッキタイプ(台付きタイプ)。壁に取り付けるのが壁付きタイプです。

また、形状としては、ツーハンドル(2バルブ)タイプとシングルレバータイプ。浴槽に吐水するために吐水口が長めのものが多いのが特徴でしょう。

サーモスタットや定量止水機能も

バス水栓は、お湯や水を貯めるための水栓なので、基本的な機能があればいいでしょう。付加される機能としては、温度調整ハンドルで温度を設定することで安定した温度のお湯が得られるサーモスタット、お湯張りの際に設定した湯量に達すると自動的に止水する、定量止水機能を持つタイプなど。ただし、給湯器の機能によっては必要がない場合もあるので、給湯器のプランと同時に検討することが大切です。

個性的なデザインで空間のアクセントに

シンプルなデザインの2ハンドルバス水栓(台付きタイプ)。[ニューウエーブシリーズundefinedTBH20A]

シンプルなデザインの2ハンドルバス水栓(台付きタイプ)。[ニューウエーブシリーズ TBH20A]

最近では、浴室内に取り入れる水栓金具やシャワー、タオル掛けなどのアクセサリー類などにこだわる方も多くみられ、バス水栓も、国産だけでなく輸入品なども、デザイン性の高い個性的なタイプが揃っています。

最近は、モダンでシンプルなデザインが人気のようですが、エレガントな雰囲気を持つ商品などの提案も。水栓そのものの形状だけでなく、湯水の流れを意識したタイプもみられます。シャワーや浴槽などとコーディネートできるものもあり、空間イメージに合わせて選ぶことも可能でしょう。

また、ユニバーサルデザイン化は進み、水まわりの設備機器である水栓金具は、誰にでも使いやすく安全性に配慮されたものも多くみられます。バス水栓を選ぶ場合は、水栓単体のデザインや性能はもちろん、洗い場の水栓やシャワー、給湯器の機能を含め浴室全体を考慮して検討することが大切です。


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