繋がるための2つの力
繋がるためにはどんな能力が必要なのだろうか?
ネットワーク社会において、繋がることが生命線となります。繋がるための最も中核的な能力はVisionです。能力開発の根幹であり、自己変革の推進力となります。世の中をこうしたい、自分はこう在りたいという変革の遺伝子を持つことは能力開発におけるエンジンとなります。
次に、Professionalityです。卓越したレベルの専門性を有しているかが問われます。これがないとお声が掛かりません。職場のOJTを通じて、日々の研鑽と蓄積こそが重要です。前提として、先のVisionが明確になっている人は目的が明確になっているので習熟度は往々にして高いものです。
リーダーとして求められる3つの力
以上の2つが繋がるための前提です。次に、リーダーとしての能力を考えてみましょう。それは、LeadershipとDecision Makingです。前者は文字通り人々を統率していく力であり、後者は迅速で的確な意思決定力です。これらの力は諸外国のリーダーに比べ、日本人は弱いという評価を受けています。十分意識して獲得すべき能力でしょう。リーダーの中でもトップを目指すならば、統括する組織の舵取り役としてImaginationが無ければ難しいものです。これは未来を想像し、新しい価値を創造する力です。経営の神様として慕われるピーター・ドラッカー氏は「企業の目的は顧客の創造である」と提唱しましたが、トップにこのような能力が無ければこれを実現することは難しいでしょう。
Imaginationを働かすためには圧倒的なInput、時間軸や空間軸を越えた読書や様々な分野のエキスパートとの人脈形成が重要です。そのためには謙虚に自分を磨き続けるしか手はなさそうです。