シソは、蕾・花・実とそれぞれの段階で薬味として楽しめる植物。
シソの栽培スケジュール
種からでも簡単に育てることができますが、初心者の方や少量で良い方には、苗から始めるのがおススメです。苗からはじめる場合は、植えつけて2~3週間ほどで収穫開始できます。
準備するもの
シソは、それほど肥料分を必要としません。地植えの場合は、もともと水はけの良い土であれば、良く耕しておく程度でOKです。もし、水はけが良くない場合は、完熟たい肥やくん炭をすき込んで、土壌改良をしておきましょう。また、それほどスペースを必要としないのと、半日陰くらいの環境の方が葉が柔らかく仕上がるので、トマトやナスの隣りなど、背の高くなる野菜のすき間で育てることも可能です。プランター栽培の場合は、幅60cm程度の普通サイズのプランターと、培養土を用意します。鉢底石は特に必要ありません。
それに、種か苗を用意します。苗は、上記のプランターのサイズであれば2ポットが適量です。
シソの種まき・植付け
種から始める方は、指で軽く条を作り、そこに重ならないように種をまく、条(すじ)まきを行います。シソのタネは「好光性種子(こうこうせいしゅし)」といって、光が当たっている方が発芽が促進される性質があります。ですので、種まき後は、厚く土をかぶせずに、条の両脇に盛りあがった土をそっと戻す程度にしておきます。種まき後は、ジョウロで水をたっぷりあげて、発芽するまでの間は、土が湿った状態をキープするようにします。苗から始める方は、株と株の間を20cm程度とり、定植します。植付け後は、水をたっぷりあげて土と苗の空隙をなくし、苗がぐらつかないようにします。
シソの手入れ
この程度の高さになったら、剪定&収穫の開始です。
ここからは、種からスタートの方、苗からスタートの方共通です。草丈が20cm程度に育ったら、剪定をします。葉の付け根を良く見てみると小さな芽が見えます。シソは、その上の部分で切ると枝分かれしていく性質がありますので、上部から1節から2節目のところで剪定し、枝数を増やすようにします。
あとは、使う量に合わせて適宜収穫していきますが、先ほどの剪定の位置を意識して切るようにしていくと、収穫のたびに新芽の数が増えていきますので、常にフレッシュな大葉を楽しむことができます。また、花穂(花の蕾)ができ始めると、そちらに養分がとられてしまい、葉の生育が悪くなってしまいますので、もうしばらく葉を楽しみたいという場合は、早目に花穂を切除するようにします。また、そろそろ穂じそを楽しみたいなという場合は、花穂を残して育てるようにします。
バジルや、品種もののシソ科の植物に挑戦!
万能ネギの向こう側に見えているパープルラッフルバジルも、シソの仲間。
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