<目次>
ローズマリーで普段の食卓をワンランクアップ!
ローズマリー
ローズマリーのデータ
ローズマリーの種類
ローズマリーには、- 成長すると高さ2メートルにも及ぶ「立性」
- 草丈が30センチほどで地を這うように広がる「匍匐(ほふく)性」
- 草丈が30~80センチほどの「半匍匐性」
どれも丈夫で乾燥に強く、手軽に育てられるというのも人気の秘密です。花色も水色~青、ピンク、白などいろいろあるので、お庭やベランダの彩りにもなりますね。
ローズマリーを苗から育てる
ローズマリーのポット苗 |
苗は、下葉が枯れたり徒長しているもの、病気や虫がついているもの、根が回りすぎているものを避け、株元がしっかりしていて葉色の濃いものを選びましょう。また、苗についているラベルを見て、立性か匍匐性か、花は何色かも確認して購入するとよいでしょう。
ポット苗は、できるだけ早く好みの鉢に植え替えてあげましょう。土は市販のハーブ用土が手軽で便利です。ポットから苗を取り出し、軽く根をほぐして(根があまり張っていない小さい苗は、根を崩さずにそのまま)植え込みます。ローズマリーは高温多湿を嫌うので、日あたり、水はけ、風通しの良い場所で管理します。
枝を切り戻して姿を整える |
ローズマリーの育て方:水やりと肥料のあげ方
水やりは、鉢土が白っぽく乾いているのを確認してから、たっぷりあげます。ローズマリーは乾燥気味の方が好きなので、まだ土が湿っているのに「毎日あげなくちゃ!」と水やりを頑張りすぎると、かえってしおれてしまいます。肥料は、鉢植えには月に1度1000倍に薄めた液肥を与えるか、緩効性の化成肥料を与える程度であまり必要ありません。庭植えの場合は、植え付け前に堆肥・配合肥料などをすきこんでおき、その後は春に少し追肥してやる程度です。肥料をやり忘れても、大きなダメージはありません。 むしろ、肥料のやりすぎに注意しましょう。
ローズマリーを種から育てる
ローズマリーの種 |
種まきは、春4~5月頃か、秋9~10月頃が適期です。画像でおわかりのように種はゴマ粒よりも小さいので、ばらまきにするかピンセットや湿らせた楊枝の先を使って点まきにします。庭にまき床を作って直まきする場合は、酸性の土を嫌うローズマリーのために種まきの1週間くらい前までに苦土石灰で酸度調整しておきましょう。
育苗箱、直まき、どちらも種をまく前に土を充分に湿らせておきます。発芽率が悪いので、種は少し多めにまいておくと良いでしょう。種まき後は、種が隠れる程度に薄く覆土します。乾燥に強いハーブですが、発芽するまでは水分を切らさないように注意します。
発芽後は、草丈が3~4センチくらいに成長したらポットに植え替えます。さらに10センチ程度に成長したら、定植します。2年目からは株もグングン成長し、収穫できるようになります。
挿し木で殖やす
ローズマリーは、挿し木で手軽に殖やすことができます。挿し木は、春の花後か秋が適期です。 若い枝を5センチほどカットし、湿らせた挿し木用土か赤玉土(小粒)に挿します。このとき、 土の中に入る部分の葉は、取り除いておきましょう。土が乾ききらない程度に水をあげて管理すると、約3週間ほどで根がでます。挿し穂を触ってもグラグラしないようなら、しっかり根が出ている証拠。根を傷めないように、そっと植え替えてあげましょう。
ローズマリーを収穫しよう!
ローズマリーの枝で作ったリース |
刈りとったローズマリーは、画像のように枝をクルリと輪にまとめてワイヤーなどでからげ、リボンを巻くだけでも洒落たリースになります。リースの下に置いてあるのはただリボンでまとめただけのものですが、キッチンの香りのアクセサリーにいかがでしょう。また、たくさん収穫できたらハーブバスを楽しんでみては?
楽しみ方いっぱいのローズマリー、あなたのお庭にも是非どうぞ!
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