大根の栽培方法・育て方とは……種まき・収穫時期
「煮てよし、漬けてよし、生でよし」の大根
大根の栽培スケジュール
※3季で栽培することができるダイコンですが、ここでは代表的な「春まき」と「秋まき」を表示しています
大根の種まき前の土作り
大根は、ご存じの通り大きな根が地中深くに入って行く野菜です。畑の中に石や土の塊などがあったりすると、タコ足状態になってしまったり、曲がってしまう原因になります。大根栽培の準備は「大根十耕」といわれ、とにかく深く充分に耕すこと。クワだとそれほど深く掘ることができないので、スコップを使って充分に土を掘り返し、小石や土の塊を取り除きましょう。また元肥として、たい肥や米ぬか、鶏ふんなどを入れますが、これも、根に触れてしまうとタコ足の原因となってしまいます。畝の両サイドの根に触れない位置で、どの深さにも肥料が行き渡るよう、まんべんなく混ぜておきましょう(参照:家庭菜園の肥料の種類と使い方)。
大根の種まき方法
広い畑の場合は、60cm程度の幅で畝をたて、1列に種をまいていきます。覆土は5mmくらいでOKです。土をかぶせたあとは、乾燥を防ぐため軽く手でたたいておきます。スペースの関係ですじ状に畝をつくることができない場合は、30cm間隔で、1か所につき4から5粒ずつ種をまきます。大根の間引き・手入れ方法
発芽は、そのときの気温などにもよりますが、早ければ3日後、遅くとも1週間後には双葉がでてきます。これが、いわゆる「貝割れ大根」ですね。本葉が2枚ほど出はじめたら、1回目の間引きを行います。すじ状に種まきした場合は、半分くらいの株数に、また、1ヵ所に4から5粒ずつまいた場合は、1ヵ所につき2本に減らします。本葉が7から8枚くらいになってきたら、2度目の間引きを行い、その後2週間くらいで3度目の間引きをします。最終的に、30cmに1本くらいの間隔になるように調整していきます。このように葉がピンと立ってきたら収穫のタイミングです。
種をまいてから70日程度で収穫ができるようになります。横に広がるように伸びていた葉が立ちあがってきたら、収穫のサインです。葉の中心から花芽が上がってくる(塔がたってくる)と、大根の部分も固くなってしまうので、その前に収穫するようにします。また、秋まきの場合は、気温が10度以下になってしまうと生長が止まってしまうので、その前に収穫を終えるようにしましょう。
大根をプランターで育てる栽培方法
写真のような紅芯大根などはプランターでも栽培可能
また、ラディッシュは、小さなカブのような形をしていますが、「二十日大根」というとおり、これも大根の仲間です。短期間で簡単に育てることができます。ラディッシュの育て方はこちら。
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